このレビューはネタバレを含みます
気負わず軽い気持ちで見られるドラマ。
個人的には主人公の気持ちに共感できるところがあったけど、ほとんどの人はこれくらいの描写だと「占いでなんでそこまで？」と思ってしまうのではないかなと思いました。
もう少し、その内容を掘り下げるシーンが序盤にあると入り込みやすいのかなと思いました。
（例えばとても良くしてもらっていたおばあちゃんが目の前で不慮の事故に遭ってしまうとか…）
全体的にはよくあるストーリーだったのですが、ファンジョンウムさんの演技のうまさと徐々に心を開いてきて可愛くすら見えて来る社長のおかげで最後まで見ることができました。
あと、韓国ドラマにありがちな大声で怒鳴ったり叫んだりするシーンが少なかったのも良かったかも。
ファッションも主人公と社長がすごく似合っていて可愛かったです。
自分だけ育てていた花やひよこが亡くなってしまう、関わった人が不幸になるという経験（または周囲からそう言われる事）が初めて第三者によって可視化されて裏付けされたような気持ちになっているから占いをあれほど信じたんだと私は理解しました。
結局占い師の方は本物だったんだろうか。最後、部屋を引き払うシーンがありましたが、社長のお母様も占いに行くのはやめたという事だし廃業されたのか、あの占い師の切ない顔を見ると主人公の運命をもうどうやっても変える事ができないと悟ったからいなくなるのか。
どちらにしろ、今を楽しむ、と決めた主人公と社長にはずっと幸せに生きて欲しいなと思います。
