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エコーのRISAのレビュー・感想・評価

エコー(2024年製作のドラマ)
4.0
ー 奪われ与えられ奪われたマヤ・ロペスの戦い

2021年に公開された、
マーベルドラマ作品「ホークアイ」に登場し
大きな存在感と爪痕を残したマヤ・ロペスを
フォーカスした本作。

本作ではマーベルスタジオが立ち上げた
新レーベル「マーベル・スポットライト」の
第1作目ということもあって、
個人的には、より期待値も高くて。

※マーベルスポットライトの作品では
 最近のマーベル作品とは異なり、
 作品同士の繋がりよりも、
 独立した作品としてキャラクターを
 深堀りしていくようなものみたいだから、
 一昔前のマーベル作品の当たり前が
 戻ってきてくれた感覚で嬉しかったな〜

と、前置きが長くなってしまったけど、、
見終わったあとは、すごく良い意味で
拍子抜けしてしまって。

というのも本作では、
「ホークアイ」から引き続き
人間のヴィランとして最大の、笑
あの彼が登場する訳で終始緊張感があって。
(もはや、ここまで存在感が大きいと
彼の登場シーンとかいちいち、
笑いがこみ上げてしまうのよね)

そんな彼に、
マヤが立ち向かっていく訳だけど
最終話のマヤの決着の付け方が
個人的にかなり胸を打たれてしまって。

ここからは少しネタバレに
なってしまうかもしれないけど、、



マーベル作品だけでなく、
物語には(なんなら現実世界においても)
ヴィランっていう存在がいるわけで。
そのヴィランに立ち向かうときは
大抵の場合、言葉や行動、
時にはスーパーパワーで戦う訳だけど
本作でのマヤは良い意味で拍子抜け
してしまう方法で決着を着けるのよね。

その方法っていうのが
"ヴィランを癒やし、悪を取り除く"
ということ。
そもそもヴィランのパワーの源って
きっと憤りっていう気持ちだろうから
その憤りを癒やしてしまえば、
パワーがなくなってしまうのよね。

そんな場面を目の当たりにしてしまうと
今まで偉大なキングピンとの戦い方が
分からず、その大きな存在感に
怯えていたのが馬鹿馬鹿しくなるほど笑

とはいえ、まだまだ
キングピンの息は長いだろうし
デアデビルの彼との戦いに
終止符は打てていないから
今後の展開に目が離せないな〜
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