あっという間に観終わりました。完全に感服致しました。なんという悲しさ、なんというリアリズム……然るになんというドラマ性。キム・ヘスはたぶんほとんどノーメイク。ちょうど先日観た『ひかり探して』に被る役柄で、でもこちらの方がかなりヘビーです。
ごちゃごちゃとあまり書けないくらい、喰らいました。人の親である身にはもちろん、誰もが誰かの子なのだから、韓国だからとか、東アジアだからとかという枠組みでは縛れないユニバーサルな内容です。法治国家であれば尚。
10回は、本当に涙が止まりませんでした。イ・ソンミンも、キム・ムヨルも、いつもとは違う役柄のイ・ジョンウンさんもよかった。また、1回目のあの少年役の俳優さんも、皆凄かった。
所々、『女王の教室』や遊川和彦さん作品の匂いを感じました。というのは、簡単に片付けられない本質を抉る内容だから。素晴らしい傑作ドラマです。