相田アタル（北村匠海）は母・恵美（鈴木保奈美）と実家で二人暮らし。 小さい頃から使っている子供部屋に住む、“子供部屋おじさん”である。 潔癖症で外に出ることが大嫌いなため、リモートワークの推奨をこれ幸いとステイホーム生活を満喫していたのだが、勤務態度が悪く会社をクビに…。 ムシャクシャしながらネットサーフィンをしていたアタルは、あろうことか推しの声優アイドルの不倫に気付いてしまう。 天才的なリサーチ力を発揮し、名探偵のごとく不倫を暴いたアタルの推理ショーにネット上は大盛り上がり！ いい気になったアタルは勢いで誹謗中傷コメントも書き殴った結果、声優事務所から名誉毀損罪で告訴されることに…。 翌朝、家に警視庁の沼田（谷原章介）と才花（松本まりか）がやって来て、このまま逮捕かと思ったら…。 「君の検索能力を買って頼みがある」と、ある事件の捜査協力を依頼される。 協力すれば訴訟を取り下げてもらえると聞いて、アタルは渋々要請に応じることに…。 警察の依頼は、行方不明の地下アイドル・藤山メイ（大原優乃）を捜すこと。ライブ出演中にステージからこつぜんと姿を消した彼女の失踪に関しては、ネットでさまざまな憶測が飛び交うも、どれも信ぴょう性が薄く、捜査は難航。 しかし、はじめは面倒なことに巻き込まれたとイヤイヤ捜査に参加していたアタルは、沼田が連れてきたもう一人のリサーチャー・智子（森川葵）がタイプだったことで、俄然ヤル気になる！ メイが失踪前にあるパパ活パーティーに参加していたことを突き止め、さらに街の防犯カメラ映像からメイの居場所を特定。しかし、メイはすでに殺されていて…失踪事件が一転して殺人事件に！ そんな中、メイが参加していたパパ活パーティーの様子を撮影した動画の中に意外な人物を発見する。それは、メイと口論している沼田の姿だった…。 性格に難ありの在宅探偵アタル、家から一歩も出ずに難事件に挑む――！

森の中で発見された遺体は、検死の結果、沼田（谷原章介）本人であると断定された。死亡推定時刻は１週間前、メイ（大原優乃）の遺体が見つかった翌日だという。それ以降にアタル（北村匠海）たちが見ていた画面の向こうの沼田は、何者かがディープフェイクを使って沼田になり済ました別人だったのだ。 沼田の死に動揺を隠せない智子（森川葵）。その様子をいぶかしむ才花（松本まりか）は、智子を心配するアタルに「彼女は経歴を詐称している。沼田さんの死に関係しているのかもしれない」と忠告する。 そんな中、東京駅のコインロッカーから、沼田が千葉へ向かう直前に残していったノートPCが見つかる。さっそくPCのロックを解除し、『シークレット』と書かれたフォルダ内の動画ファイルを再生すると、そこには、沼田が独自にリサーチしていた環境大臣・斎藤富美男（黒羽麻璃央）に関する調査記録と、メイとの関係が詳細につづられていた。 そして動画は、沼田が「情報提供者に会いに、千葉県香山町へ向かう」と言い残して終わっていた…。どうやら沼田は秘密裏に富美男の周辺を調べ、何らかの証拠をつかんでいたらしかった。 子供部屋での捜査続行を決意したアタルは、富美男の身辺をもう一度洗い直す。すると富美男のSNSに、ある共通点を見つけ…。ネット仲間「零」と彼が紹介する世界中の在宅探偵たちの協力もあり、とんでもない事実に行きつく――！ 時を同じくして、沼田が最後に訪れようとしていた香山町に足を踏み入れた才花は、一連の事件の核心に迫ろうとした矢先…何者かに捕まり絶体絶命！才花の危機を知ったアタルは、ついに子供部屋を飛び出し、救出に向かう――！ 果たして事件の真相は！？沼田はなぜ殺された！？智子は何者！？そしてアタルと才花の運命は！？ インターネット画面上に散りばめられた点と点がつながる、怒涛の伏線回収劇が今、始まる―――！！