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時速493キロの恋の通りすがりのレビュー・感想・評価

時速493キロの恋(2022年製作のドラマ)
4.0
実業団ユニスのバトミントン部(と試合会場)が主要な舞台。
主要キャストのバドミントンの実力がともかくリアルで凄い⤴⤴
各々の俳優が、バドミントンの物凄い猛特訓をしたことは想像に難くはありません。


韓国で史上最低視聴率だったとの報道を目にしていますが、内容的には(史上最低視聴率を記録する程)悪くはないし、むしろ…内容的にかなり優れたドラマでした。
内容的に…優れたドラマでなければ、ディズニープラスも…(こんなに早い時期に)流石に独占配信はしなかったのではないでしょうか!?
※ ともかく…内容的には、視聴しても損は無いドラマだと私は思います!


ここからは、私個人の見解なのですが、主役のパク・テヤンを演じた…(少し遅咲きと言われる)二十歳を過ぎて女優になった主演女優(パク・ジュヒョン)が、(本作の放映前の)昨年11月に27歳の若さで結婚してしまったため、やはり盛り上がりに欠けてしまったのではないでしょうか?
女優(俳優)に結婚をするなと迄は言いませんが、21歳でデビューして、27歳で(しかも…本作の放映前に)結婚したことは、やはり本作の視聴率に大きな影響を及ぼしたに違いないと私は考えています。


主役の1人…パク・テヤンは、韓国の女子バドミントン選手の中でも最も強烈なスマッシュを打つ選手であるという(本作における)設定です。

そのパクテヤンを演じた女優パクジュヒョンさんなのですが、(私はバドミントンの正しい(綺麗な)フォームのことは殆ど全く分かりませんが)パクジュヒョン(パクテヤン)がスマッシュを打つ際のフォームが本当に格好良過ぎて、リアルにド迫力があり、彼女のスマッシュを打つ際のフォームを見ているだけで、ワクワクドキドキします!

そのため、パクジュヒョン(パクテヤン)がスマッシュを打つシーンは(本作の)最も注目すべきシーンの1つだと私は考えています。



以下は…少しだけネタバレ有り!!

22歳の時に…かなり深刻な訳有りでバトミントンの世界から抜けて行方不明だった元天才バドミントン少女パク・テヤン(パク・ジュヒョンが演じる)が、(現在)25歳のパク・テジュン(チェ・ジョンヒョプが演じる)と互いに25歳の時に…再会し、恋に落ちる。
※ 現在25歳のパクテジュンは…12年前(12歳の時)に12歳のパクテヤンをバドミントンの世界に誘った(スカウトした)過去を持つ男性。

しかし、二人の恋に、(バドミントンの元世界のトップ選手の1人であった)パク・テジュンの姉ジュニョンの存在が暗い影を落とす…。

主役の「Wパク」と称されるパクテヤンとパクテジュンは、それぞれ深刻な闇(特にテヤン)を抱えていて、バトミントンが好きなのにも関わらず、集中して…バドミントンに打ち込むことができない状況。
実業団ユニスでの年俸もテジュンは(基本給だけで)6000ウォンなのに対して、(3年ぶりに復帰した)テヤンの年俸は(元国家代表だったにも関わらず…足下を見られて…)僅か1900ウォンに過ぎません。

男性の主演俳優のチェ・ジョンヒョプ(パクテジュン役)が非常に出来過ぎのカレシを演じていて、チェ・ジョンヒョプ ファンは必見のドラマだと思います。

主役の「Wパク」カップル以上に…セカンドカップルの二人が…ともかく とても微笑ましくて本当に…このセカンドカップルは必見です!!

主演の「Wパク」とセカンドカップルの男性の方は、実業団のユニスのバドミントン部の所属選手なのですが、ユニスのバドミントン部の監督役の(『海街チャチャチャ』『明日、きみと』などに出演している)俳優が非常に好演していました。

同時に…主役のパクテヤンの父役の俳優(『イヨンウ弁護士』のイヨンウの父役の男優)もとても好演していました。


(パクテヤンを演じた)パク・ジュヒョンは…『ゾンビ探偵』『人間レッスン』でも観ましたが、系統的に(『青春時代~恋のドキドキシェアハウス~』主演の)パク・ヘスと 非常に似た系統の女優の様に私には感じられました。
本作では、非常に辛い過去を背負いながらも…サバサバとした雰囲気のキャラで、それがとても好演してましたし、とても合っていた様に感じられました。


過去に1度しかパク・テヤンが話したことが無い…パクテヤンと一緒に住んだことも無い…異父妹(高校生)が、バドミントンの試合会場にパクテヤンの応援に来てくれたシーンは、不覚にも涙してしまいました。