これはハマりました。911以降のCIA対テロリストとの戦いを題材に、ブレないCIA捜査官キャリー・マティソンが突っ走る。
政治的な国家間の駆け引きや、諜報員やテロリストの家族の葛藤など、さまざまな切り口で描かれていて、思いもしない展開にも何度も直面して、最終章のシーズン8まで同じ熱量で見続けることができました。
イラクで死亡したと思われていた海兵隊員ニコラス・ブロディが8年ぶりに救出。ヒーロー扱いされるブロディを、CIAテロ対策センターの捜査官キャリーは「テロリスト組織に寝返った」と疑う。
ニコラス・ブロディは英雄なのか、それともイラクに洗脳されたテロリストなのか？どっちもあり得そうな演出に気持ちが右に左にと揺さぶられました。
それ以外に思ったことをつらつらと。↓
☆ 一度決めたら突っ走るキャリーを『ロミオ&ジュリエット』（'96）のクレア・デインズが好演。
☆ キャリーの理解者であり捜査官としての師匠でもあるソールの存在感は絶大。
☆ クイン、ヴァージル、マックスなどキャリーの指示に従う工作員たちのキャラが魅力的。
☆ シーズンが進むごとに中東諸国に加えてドイツ、ロシア、パキスタンなど関係国が拡大していく一方で上手くたためるのか心配になっていく。→心配無用でした。お見事ー。
