Miri

一流シェフのファミリーレストラン シーズン2のMiriのレビュー・感想・評価

5.0
Every second counts
Let it rip
S1の最後にトマト缶の中から出てきたお金で「The BEEF」から「The BEAR」に改名し、お店を新装開店準備を行う様子をメインに描いたS2。
今回は、調理場での臨場感あふれる様子というのは後半までお預けで、それぞれのキャラクターが料理人としての成長だったり、カーミーは恋愛面、シドニーはカーミーを信用していいのかという葛藤といった人間的な成長だったり内面の部分によりフォーカスがされていたように思える。姉のナタリーがS1とは打って変わって大きくこのレストランに絡んできて面白さが倍増。個人的にシドニーとナタリーの関係性がとてもいい!
S2はEp.6について触れなければ始まらないように思える。キャストも豪華で、マイケルが生きていた頃のあるクリスマスを描いたエピソードで66分間の会話劇。あのクリスマスを見ると、ベルザット家の闇の部分だったり、マイケル、カーミー、ナタリー、また家族ではないけど友人のリッチーが抱えている闇みたいなのが理解できる。
カーミーとクレアとの恋愛については、カーミーにとって心の平穏をもたらすと思いきや、彼女と”恋愛”をすることがいかにカーミーにとって必要ないかというのがわかってしまう少し残酷だなという印象を持った。恋愛にうつつを抜かしていたせいで最後の最後に直すはずだった冷蔵庫に閉じ込められてしまったという最終話の描写がカーミーにとって料理が仕事としてではなく、生きる存在意義になってしまっているのかもと思った。すごく切ないね…
ぜひS3も製作してほしいし、続きが楽しみ。

個人的にシドニーのオムレツのシーンが好き

この作品について、ずっと考えちゃう。

ep.7のForksとかTaylorのLove Story流れる瞬間とか何度見ても鳥肌が立つ。
Miri

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