ケント・ヤマザキとコウヘイ・マツシタら演じるゲームクリエイター達の奮闘を描いた日曜劇場。個人的にお世話になっている畠山隼一3も脚本協力と第6話の脚本を担当されています。
中年キャラメインのドラマが多いイメージの日曜劇場でこの内容は結構挑戦的だったのではないのでしょうか。一見若年層寄りのキャスティングとストーリーですが倒産寸前の老舗玩具メーカー(のおじ3達)と手を組む展開となっておりゲーム作りを通じて描かれる世代を超えた交流・人情劇は日曜劇場らしさが。しかし終盤にさしかかるとゲーム作りより銀行や買収騒動云々がややメインとなり悪い意味での日曜劇場らしさが露呈、悪役だったジョー・オダギリも善人寄りとなり、一応上手く完結するもののちょっとスカッとしない所も正直有りました。
個人的には途中登場する学童保育の子供達をゲーム作りを知らない視聴者目線を持つキャラとして機能&その後も主人公達と交流させ、ゲームが作られる過程をより濃く分かり易く演出してくれたら良かった印象です。
不満も有りますがゲッチャリロボは魅力的でゲーム雑誌「ファミ通」のマスコットキャラのネッキーや高橋名人が登場する等遊び心も有り、人や社会に貢献する通称シリアスゲームの紹介やシンプルでアナログなゲームへの回帰を描いたり、ゲームの可能性や社会との結びつきを意識するエピソードも用意されなんだかんだ充実はしていました。