オレオレ

戦争と平和のオレオレのレビュー・感想・評価

戦争と平和(2016年製作のドラマ)
3.0
俳優が豪華である。ポール・ダノがロシア貴族〜?と思ったが、天然、というかボンヤリしながら生き残る感じ、終わってみれば意外にもピッタリだった。
ハリウッドの木村多江、薄幸女をやらせたら右に出る者がいない(と勝手に思っている)ジェシー・バックリーの嫁かず後家マリヤもいい感じ。

今となってはロシアに貴族がいたってことも現実味がないなあ。100年後には共産革命、さらに100年後には貴族ならぬ新興財閥が跋扈、激しい国だぜ…

原作を読もうとは全く思わないけど、ドラマでは思ったほど暗い作りではなかった。逆に、トルストイってこんな恋バナ書くんだ!って感じ。まあ「アンナカレーニナ」とかも恋愛話なんだが。どうしてもロシア文学って貧乏と芋と冬の話のイメージしかない、笑

あと、アンドレイがナターシャを1年待たせた意味がわからん。女に財産権はない時代、そりゃナターシャだって確実性のある投資物件(旦那候補)になびくわな。