神様の赤い糸(2022年製作のドラマ)
姻缘大人请留步/Ms. Cupid in Love
あらすじ
大端朝の月陽には縁結びの神・姻縁神がこの地に植えたという紅鸞樹があった。これに願をかければカップルは永遠に幸せになれるご利益があったが、その樹が突然枯れてしまう。それから1年。仲人業の老舗店を経営する上官雅(じょうかんが)は離縁が増え独身が流行る月陽の現状を憂えて縁結び大会を開催。すると、天から美男が降ってきて…。
上官雅(じょうかんが)が居候させることにした謎の美男は武芸ができてかっこいいが、高慢でちっとも彼女の言うことを聞かない。そんな中、月陽を独身の町にする野望を抱く万遠明(ばんえんめい)とその仲間たちが、自分も独身のくせに仲人業はやめろと上官雅に詰め寄る。そこで婚約者がいると嘘をついた彼女は3日以内に婚約者をお披露目するハメになり…。
上官雅(じょうかんが)はちょうどよく手近にいた謎の美男に婚約者・楚燁(そよう)の役を演じてもらうことに。だが、彼は「断る」と言ってつれない態度。そこで何とか彼にうんと言わせようと新しい部屋を与えたり色仕掛けで迫ったりとあれこれ画策するがうまくいかない。そうこうするうちに3日が経ち、万遠明(ばんえんめい)とその仲間たちが店に押しかけてきて…。
皇帝の命を受けた紅鸞台御史・許雲川(きょうんせん)が月陽に到着。3ヶ月以内に月陽の混乱を収めるべく仲人業の支援を始める。実は幼い頃に月陽にいた許雲川の初恋相手は上官雅(じょうかんが)。彼は彼女との再会を楽しみにしていたが婚約者がいたことにショックを受ける。いったい楚燁(そよう)は何者? 許雲川も万遠明(ばんえんめい)も怪しむ中、楚燁の元にある訪問者が現れ…。
人間界にやってきた姻縁神・李甫(りほ)は炎広神・柏衍(はくえん)と会うが、記憶を失くし楚燁(そよう)と名乗る彼に話を聞いてもらえず散々な目に。一方、上官雅(じょうかんが)の店には悪質なクレーマーたちが殺到! 理不尽にも縁結び大会の返金と慰謝料を要求する。そこで彼女の危機を救おうと張り切って現れた許雲川(きょうんせん)は、しばらく上官(じょうかん)家に滞在すると言い出して…。
万遠明(ばんえんめい)にさらわれた上官雅(じょうかんが)は縛られたまま小舟に乗せられ絶体絶命に! すると、李甫(りほ)のおかげで神通力を取り戻した楚燁(そよう)がそれに気づき、一瞬のうちに小舟にワープしてくる。でも結局、二人は岸に戻れないまま一夜を明かすことに。一方その頃、捕吏の欧陽静(おうようせい)は正体不明の李甫を怪しみながらも、彼と一緒に上官雅を捜し始め…。
上官雅(じょうかんが)は許雲川(きょうんせん)が万遠明(ばんえんめい)を懲らしめてくれたと知り、彼への好感度がアップ。一方、楚燁(そよう)は上官雅が許雲川と仲良く仕事に励むのを見てイライラする。しかも、許雲川に偽装婚約がバレて婚約者のお芝居をする必要がなくなりお役御免に。でも、上官雅のことが気になる楚燁は上官(じょうかん)家に居座るために起死回生の方法を考え出して…。
上官雅(じょうかんが)の店に出資して大店主となった楚燁(そよう)はさっそく新企画“お悩み相談”をスタート。顧客の信頼を取り戻すために結婚にまつわる悩みやトラブルの相談に乗ることになる。だが、人情の分からない彼のせいで話がこじれて会場は大混乱に! 一方その頃、許雲川(きょうんせん)はジャマ者の楚燁を店から追い出そうとあれこれ企んでいたが…。
上官雅(じょうかんが)はマリッジブルーになっている文叢善(ぶんそうせん)と譚玉婉(たんぎょくえん)の仲を取り持つイベントを用意するが、楚燁(そよう)のせいで大失敗!? でも、そこで大ゲンカし始めた二人を見た文叢善と譚玉婉が思いがけず仲直り。上官雅が彼らの婚儀を手がけることになる。そんな中、楚燁は上官雅にかんざしを贈ったり、彼女の体を気遣ったりするようになって…。
楚燁(そよう)は相変わらず憎まれ口ばかり叩いているが、そっけない言葉とは裏腹に上官雅(じょうかんが)に対して優しくなり、七夕に開催予定の縁結び大会の準備にも積極的に協力するようになる。そんな中、縁結び大会のチラシにイケメンの顔を載せて客を呼び込もうと考えた上官雅。楚燁と許雲川(きょうんせん)のどちらの似顔絵を載せるか投票で競うことにするが…。
柏衍(はくえん)を探すために人間界に来ていた天帝の娘・彤児(とうじ)がチラシを見て縁結び大会ヘ。その会場では楚燁(そよう)が上官雅(じょうかんが)にアプローチする許雲川(きょうんせん)にライバル心を燃やして投壺の勝負に挑むことになる。その後、許雲川は上官雅に10年前、彼女の命を救ったのは自分だと告白。なんと、上官雅がずっと再会を夢見ていた初恋の人は彼だった…!?
楚燁(そよう)は許雲川(きょうんせん)のことが気に食わないが、それは上官雅(じょうかんが)を好きになったからだと李甫(りほ)に言われてしまう。実際、上官雅と許雲川が10年前の思い出の場所を再訪すると聞くと、子供っぽい嫌がらせをしてしまう楚燁。そんな彼に腹を立てた上官雅は仕事以外で彼に口をきかなくなる。でも、一人で出かけた上官雅が夜道で賊に襲われて…。
彤児(とうじ)を見つけた李甫(りほ)は天界に連れ帰ろうとするが、思いがけず欧陽静(おうようせい)のジャマが入る。一方、楚燁(そよう)と仲直りできずにいる上官雅(じょうかんが)は彼が出て行くのではないかと心配になり、さりげなく謝る方法を考えるがうまくいかない。しかも、上官(じょうかん)家に現れた彤児が楚燁の従妹だと言い出してヤキモキ。二人がどんな関係なのか気になって…。
欧陽静(おうようせい)の見合い相手・李大壮(りだいそう)と母親が逆恨みで欧陽静と上官雅(じょうかんが)を訴える。そこで李甫(りほ)が欧陽静をかばい、楚燁(そよう)が上官雅をかばって二人は刑を受けずに済むが、店は2日営業停止に。その間に許雲川(きょうんせん)の提案で上官雅は視察旅行に出る。これに楚燁、彤児(とうじ)もついてきて賑やかな旅となるが、彤児は目障りな上官雅を追い払おうとして…。
楚燁(そよう)は神様だと彤児(とうじ)から聞いた許雲川(きょうんせん)は自分の目でそれを確かめようと四苦八苦。一方、上官雅(じょうかんが)は許雲川に「あなたにはドキドキしない、私が好きなのは楚燁」とはっきり告げて、肌身離さず着けてきた玉佩を返そうとする。でも、命の恩人のはずの許雲川が自分のではないと言うのでビックリ。その話をこっそり聞いていた彤児は…。
玉佩を失い魂が抜けた上官雅(じょうかんが)は楚燁(そよう)が命懸けで手に入れた生魂花によって目を覚ます。でも、楚燁は上官(じょうかん)家を去った後で、彼女は泣きながら欧陽静(おうようせい)に彼の行方を探してほしいと頼みこむ。実は玉佩を奪った彤児(とうじ)は楚燁に生魂花の所在を教える代わりに7日間一緒に過ごす約束を取り付けていた。彼女はその間に彼の心を奪うつもりで…。
上官雅(じょうかんが)は楚燁(そよう)が上官(じょうかん)家に帰ってこないことに悶々とするものの、賊に襲われそうになったところを楚燁に助けられ、2日後に必ず帰ると約束されて一安心。当日、彼の帰りを待ち受ける。一方その頃、鎖情山で同心鎖をはめた男女は生涯離れられなくなるという伝説を聞いた彤児(とうじ)。彼女は強引に楚燁(そよう)を連れ出して鎖情山へ向かうと…
神様だった楚燁(そよう)が本当の命の恩人で運命の相手だと知って嬉しい上官雅(じょうかんが)。彼女は楚燁からの愛の告白を期待するが、女心にうとい彼にその気持ちはなかなか伝わらない。しかも彼が自分に隠れて何やらこそこそと行動する姿を見て不安になってくる。実はその頃、楚燁は欧陽静(おうようせい)から上官雅の本音を聞いて告白イベントを準備していて…。
楚燁(そよう)は人間界に残るには当初の務めを果たさなければならないと考え、枯れた紅鸞樹をよみがえらせようとする。ところが、神通力を使っても効果はないどころか枝が次々と折れてしまう惨事に! そこで上官雅(じょうかんが)は紅鸞樹を再生させるために知恵を絞り始め、許雲川(きょうんせん)も加わって最高の土・肥料・庭師を手分けして探すことになるが…。
許雲川(きょうんせん)が選んだ庭師の朱葛匡(しゅかつきょう)が何者かにさらわれた! そこで上官雅(じょうかんが)と楚燁(そよう)は犯人が残した手がかりを追って楽坊へ潜入。美女に扮装した楚燁が色じかけ作戦で朱葛匡を救い出す。こうして無事に朱葛匡によって紅鸞樹の手入れが行われるが、実は彼はただの詐欺師。それに気づいた許雲川は自分のミスを隠すためにある行動に出て…。
恋人や夫婦たちの誓いの品とそれにまつわるエピソードを紹介しようと上官雅(じょうかんが)が企画した展示会“恋愛秘蔵館”は、楚燁(そよう)のおかげでトントン拍子にオープンにこぎつけ、初日から多くの人で賑わい大成功! でも、彼女は願をかけた短冊が紅鸞樹から落ちて動揺。月陽の混乱が収まれば楚燁は天界に帰ってしまうのだと不安になり…。
上官雅(じょうかんが)は楚燁(そよう)がずっとそばにいると誓ってくれて心が落ち着き、彼の誕生日を祝おうとこっそり計画を立て始める。その様子に気づいた楚燁は上官雅の誕生日がやってくるのだと勘違い。というのも上官雅は姻縁神の生辰は当然、楚燁の誕生日だと思っていたが、実際にはまだ楚燁に姻縁神の役目を引き継いでいない李甫(りほ)の誕生日で…。
紅鸞樹がよみがえったのはウソだったとバレて月陽は大騒ぎに! そこで許雲川(きょうんせん)は取り締まりを厳しくすることで事態を収拾しようとするが、上官雅(じょうかんが)は解決策を考えるから10日待ってほしいと彼にお願いする。一方、楚燁(そよう)は彤児(とうじ)から紅鸞樹をよみがえらせる本当の方法を教えられる。でも、それを実行するには辛い決断が必要で…。
楚燁(そよう)と上官雅(じょうかんが)は変わらない愛を確かめ合うと、どんな未来が待っているとしても結婚しようと覚悟を決める。そして、紅鸞樹をよみがえらせる9組目の夫婦として婚礼を挙げ、樹の下に髪を埋める。すると、紅鸞樹は満開の花を美しく咲かせる。一方で楚燁の姿はかき消えていき、気づけば上官雅は自分のベッドの上で目覚めて…。