このレビューはネタバレを含みます
【お疲れ様でした。🙇🏻♂️】
面白いとかつまらないとか言う以前に、
最初からトラブル続きの大河ドラマ製作でした。
帰蝶役:沢尻エリカの降板というトラブルに見舞われて、代役:川口春奈さんにして撮り直しを余儀なくされて、🎥
加えて新型コロナウィルスによる撮影延期😷と、本当に不運な大河ドラマ製作だったと思います。
スタッフ一同に感謝と拍手です。🙇🏻♂️👏
※今回は、映画『アイリッシュマン』のネタバレも少しします。未見の方はご注意下さい。🙇🏻♂️
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【この大河ドラマの特徴】
これは観た人ならみんな感じたと思いますが、時代劇としては衣装の色がかなり鮮やかです。🌈
おそらく4K放送を意識したプロデューサーの指示の通りに黒澤和子さんもあぁいう衣装のデザインにしたんだと思います。
序盤はドローン撮影とかも用いていましたし、時代劇も日々、革新をし続けているんでしょう。
“現代の時代劇“だと思います。
キャストに関しては、
まず序盤で、本木雅弘さんが斎藤道三🐍を演じていましたが、序盤は彼の演技でずーっと観ていられました。自分の中では前半のMVPだと思います。
『プロフェッショナル/仕事の流儀』の彼の特集も観ましたけど、彼の舞台裏でのネガティブ発言が多すぎて共演の村田雄浩さんに慰められる光景の、その劇中と舞台裏とのあまりのギャップに笑ってしまいました。🤣
次に、
実写版『3月のライオン』🦁では、師弟関係を演じていた染谷将太さんと佐々木蔵之介さんが、
今回は立場が逆転して、🔄
・染谷さんが織田信長を
・佐々木さんが木下藤吉郎(豊臣秀吉)を
演じています。
豊臣秀吉は“猿“って呼ばれていましたけど、
素の状態なら内偵を演じている岡村隆史さんのほうが猿顔です。😅🐒
2人とも観る前のイメージと違っていたんですが、演技力ってのはえらいもんで、それぞれちゃんと織田信長・豊臣秀吉っぽく見えました。😲
それ以外で、予想外だったのは
アクの強い悪役を演じるイメージが強かった本郷奏多さんが、このドラマでは結構善人寄りな役でビックリしました。
細川ガラシャを芦田愛菜さんが演じていたのも意外でした。ちょっと前まで「マルマルモリモリ」って歌っていたのに、成長の早さを感じました。
そして、彼女(細川ガラシャ)にとって“今作のドラマのその後“を考えたらすごく悲しいです。😢
もちろん、長谷川博己さんも良かったです。
『シン・ゴジラ』とかもそうだと思いますけど、豪華キャストを揃えた上で主演を張るプレッシャーも凄かったと思います。
お疲れ様でした。🙇🏻♂️
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【中間管理職が板挟みになって悩んだ結果、かつての仲間を殺す、戦国時代版『アイリッシュマン』🇮🇪】
そして、
「なんで明智光秀は本能寺の変を起こしたのか❓」
ってのは未だに戦国時代の謎で、
それの回答を視聴者に提示したことは、大河ドラマの歴史的にも意義があると思います。
「徳川家康の天下泰平の世はどれだけの犠牲のうえに出来たのか❓」ってことも伝わりますし、
何より、明智光秀を主人公にした大河ドラマを描いてくれたのは個人的にすごく嬉しいです。
それから話としては
マーティン・スコセッシ監督作品の『アイリッシュマン』🇮🇪っぽいと思いました。
織田信長がアル・パチーノで、
光秀がロバート・デ・ニーロにあたります。
『アイリッシュマン』同様に、
第一話の「光秀、西へ」ってタイトルから分かるように、序盤は主人公が使いっぱしりなんです。
聞くところによると先日公開されたイ・ビョンホン主演の韓国映画『KCIA 南山の部長たち』も『アイリッシュマン』に近い話らしいので観たいんですが、
要は
“中間管理職が板挟みで悩む話“
って、観ていてつらいですけど、多くの日本人が共感しやすい題材です。😢
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【勝ったのは農民❓】👨🌾
“明智光秀はなんのこっちゃない一介の農民に殺された“っていうのが一般的には史実として残っていますが、
“勝ったのは農民だ“というユーザー名を名乗らせて貰っている自分としては、それはすごく複雑な気分になります。👩🌾😅
でもその一方で、劇中で描かれていたように「明智光秀は実は生きていた」って伝説も本当にあるみたいですね…。🧐
彼が実際に生き残ったのかはさておき、
そんな伝説が残るぐらい、大衆にとって「明智光秀が生きていて欲しかった」って願望があった
と考えることにします。
織田信長も死体は見つかっていないのに「織田信長が実は生きていた」って伝説を自分は聞いたためしがありません…。😥