このレビューはネタバレを含みます
【自分には話にツイストを加えすぎてかなり滅茶苦茶な脚本に思えました。📖😥】
自分は第1話は観ていませんでしたが、
話題になっていたので第2話から観ました。
TVerに登録するべきでした。😅
ただ、先に結論から書いておきます。
確かに豪華キャストで舞台のスケールもデカくて、TVドラマ📺としては製作費をかなりかけているのは分かりますが、💸
そんなことよりも自分には話にツイストを加えすぎてかなり滅茶苦茶な脚本に思えました。📖😥
謎が謎を呼ぶ展開がこのドラマの魅力だとしても、後から逆算して考えたらやっぱり無理がある話に感じました。
※今作をまだ観ていない人、また今作が好きな人はこのレビューは読まないことをオススメします。🙇
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【『ミッション・インポッシブル』は大なり小なり意識していると思います。】
この話において、
主人公とその宿敵は血の繋がった実の親子関係にあるので、
『スターウォーズ』のルーク・スカイウォーカーとダースベイダー(アナキン・スカイウォーカー)を連想した方も多いと思います。
ただそれ以上に、脚本を担当した方は「スパイ大作戦」(『ミッション・インポッシブル』)をかなり意識したはずです。
この『VIVANT』ってタイトルの由来になる「別斑」って組織自体、「死して屍拾うもの無し」なのであれのMI6と重なる部分はあります。
ただ別に自分は
・タクシーの後部座席にある細工💺
・部屋の隣に繋がっている隠し扉🚪
みたいな
『ミッション・インポッシブル』的な部分について「無理な脚本だ💢」って文句を言ってる訳じゃなくて、
簡単に言えば、
「◯◯だったと思いきや、その裏で実は××だったんだぞ‼️」
みたいな後出しジャンケンが多すぎて、
「じゃあ最初に言っていたあの設定はなんだったんだ⁉️」🤨
って思う部分が沢山あったんです。
特に、
阿部寛さんが堺雅人さんに
「お前の経歴には怪しい点が全く無かった。」
って砂漠の洞窟で言っていたのは何だったんでしょうか❓
結局、後で調べ直したら彼は別班でしたし、
公安の経歴の調査能力が信用できません。
しかも、自分の実の父親が敵組織:テント⛺️のリーダーなのにも関わらずその重要任務のリーダーに任命されるのも明らかにキムラ緑子さんの人選ミスだし、
主人公にとって都合の良すぎる展開ばっかりなんです。😫
それから、
(前述した通り自分は第1話は観ていないのでそこは何ともいえませんが)
そもそも堺雅人さんの心の中でもう1人の別人格がいることをかなり早いうちから描いているので、
視聴者の多くは「堺雅人さんが実は〇〇だった‼️」な展開を予想して観ていたと思います。
流石にドラマの主人公ですから
「実は本当に彼が誤送金事件の犯人だった」💸
ってことは無いとは思いましたけどね…。😅
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【ドラムさんとチンギスさんのキャラクターが面白かったです。】
印象に残ったキャラクターとしては、
①ドラムさんとスマホの翻訳機能の声。📱
この組み合わせはこのドラマのマスコット的存在ですし、
ドラムはああ見えて実は超優秀なのも好きです。👍
②それから
チンギスという悪役🦹🏻♀️→味方になる人。🤝
あの人も面白かったです。
レイザーラモンRGさんが早速彼のモノマネをしているのも面白かったです。😄
③あと、松坂桃李さんはあいかわらず精神的に追い詰められる役がハマります。
で、
その松坂桃李さんとは『孤狼の血』で共演した役所広司さんが敵組織:テント⛺️のリーダーなんですが、
❶役所広司さんが今回はすごい敵組織のリーダーにはあんまり見えないというか、“庶民的な優しいおじさんが無理してリーダーになってる感じ“が途中まで強かったんです。
で、話の設定としても本当にそうでした。
ちょっと『孤狼の血』の役と重なるキャラクター像にも思えました。 😅
だから役所さんは、途中までそんなにおいしい役じゃなかったんですけど、最終回になってようやく見せ場が来た感じでした。
ただ、間のCMでは役所さんがジョージアの作業員さんとして出演しているので、そこも調子が狂いました。
❷それに何より、
林遣都さん自身は何も悪くありませんが、彼が歳を取って役所広司さんみたいな顔になるとは思えません。😅
❸それから、
いくら豪華キャストなドラマだとしても、竜星涼さんをあんな脇役として出演させている時点であの役は何かあるだろうと思いきや、
案の定、最終回で何かありました。😅
「彼はあの後、どうなったのか❓」
も気になりますし、
(堺雅人さんの正体同様に、)何で阿部寛さんはずっと近くにいて彼の正体に気付かなかったんでしょうか❓
そこもかなり気になりました。
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【続編があるのかもしれませんが、自分はあんまり観たくないです。】
最終回で
テントの家紋(?)みたいな旗が『水戸黄門』の印籠みたいにここぞとばかりにバッと登場したのは笑えました。🤣
『半沢直樹』も『ドラゴン桜』も、基本的には「水戸黄門」みたいな勧善懲悪のスカッとする話でしたから、今回も勧善懲悪な要素もあるにはあります。
ただ、この『VIVANT』に関しては、
主人公が善人でも沢山の人を殺しちゃってる以上、両手を挙げてスカッとする話とは思えませんでした。
「このドラマのタイトルの語源である「別班」って組織が本当に存在するか❓」
は知りませんが、
少なくともドラマの主人公に置く分には
ルール規範の中で動く組織である公安の阿部寛さんよりも
正義のために社会の裏側で隠密に動く別班の堺雅人さんや松坂桃李さんたちの方が、
面白いと思います。
最終回のラストとかもモロに『ミッション・インポッシブル』みたいな続編製作を匂わせていましたから、シリーズ化もあり得ますね。
でも、堺雅人さんはこれから先
・別班としての活動を続けること
・二階堂ふみさんとジャミーンとの共同生活
が両立できるとも思えないので、自分はあんまり観たくないです。