かえるのエリー

ラストマン-全盲の捜査官-のかえるのエリーのレビュー・感想・評価

ラストマン-全盲の捜査官-(2023年製作のドラマ)
4.2
今クールはすでに5作品も見ているので、本作は録画しておいたものの消しちゃおうかなと思っていた。福山にはあまり興味ないし。。。(なんと「ひとつ屋根の下」以来!!) でも評判がいいのを小耳に挟んで視聴開始。そしたら1日で録画してた6話分一気に見てしまった!

その後、ほぼリアタイで最終回まで見終えた今、ホントに消さずに良かった!面白かった。



以下ネタバレ感想



奇しくも今クール「unknown」と同様に殺人者の息子が警察官設定。本作では殺人者の息子の立場が入れ替わる最終回、部屋に集まる本当の親子と義理の親子。義兄弟ではなく本当の兄弟だった事は想像の上を行き、もう涙なしに見られなかったし、大泉の迫真の演技は素晴らしかった(少なくとも今まで見た大泉のシーンで一番)。

「風間公親 教場0」は事件も犯人自白も甘々で、「unknown」は事件を扱いつつも恋愛やコメディ要素が強く、それらと比較すると本作が一番事件を楽しめた。そこにハートにじわっとくるエピソードを入れるさじ加減も絶妙で、気付けば毎回どこかで泣いていた。

ホテルマンの王林にずっと違和感があった。都会のスイートルームにあの方言はないな、と。それが後半になって何かあるぞと思ったら、いやいや、最後の最後まで裏をかいてきたストーリーにあっぱれ! 心太朗にハッパかける佐久良や秘密裏に動くデビーといい、女の方が数段上手だな(笑) この勢いでアメリカ編もやっちゃう!?