流転の花嫁 -Rewriting Destiny-のドラマ情報・感想・評価・動画配信

婚礼の夜、新婦の夏語氷（かごひょう）は新郎の許子顔（きょしがん）に毒を飲まされ殺される。が、夏語氷が目覚めるとそこは婚礼の日の朝。再び夏語氷は新婚初夜に許子顔に毒殺されてしまう。実は、ここは新人漫画家の書く漫画の中の世界。編集長に駄目出しされて、作者がストーリーを書き直す度に夏語氷は許子顔に毒殺されているのだが、そのことを知った語氷は…。

許子顔（きょしがん）に毒を飲まされ婚姻を迫られた夏語氷（かごひょう）。この世界では、自分は金を稼げば稼いだだけ寿命が延びると知った語氷は、町で開かれる美食大会で長女の夏柳青（かりゅうせい）が作った嬭酥（ナイスー）を売って、大会で１位を取り大金を手にいれようと考える。夏柳青が嬭酥を売るのを助ける語氷だが、様々な困難が降りかかってきて…。

夏語氷（かごひょう）は、体内に毒があるために金を稼いでも寿命が延びないことが判明する。語氷は、解毒剤をもらうために、つれなくなった許子顔（きょしがん）を振り向かせようとするがうまくいかない。深夜、解毒剤を求めて許家に忍び込んだ語氷は子顔に見つかってしまい、許子顔が自分と婚姻したい理由は自分の特異な身体を調べ、薬を試すためだと知り…。

契約結婚をした夏語氷（かごひょう）と許子顔（きょしがん）。子顔の父にゴマをすった語氷は、子顔との密約通り薬局の半分を使って店をやりたいと切り出す。軽食店をはじめた語氷は、大々的に氷沙（ビンシャ―）を売り出した。店には多くの客が押し寄せるが、子顔のもとにもたくさんの女性が診察に訪れる。その患者たちが一様に冷えの症状を示していることに気づいた子顔は…。

長女の夏柳青（かりゅうせい）と嬭酥（ナイスー）を売り始めた夏語氷（かごひょう）。売上を上げるために、許子顔（きょしがん）が甘い物と合わせて飲んでいた花茶の配合を教えてもらいセットで売り出したところ、爆発的大ヒット。現実の世界で、漫画の人気も上がりはじめる。しかし、店の向かいに、次女の夏蘭（からん）と兄の夏耀祖（かようそ）が同じ嬭酥と花茶の店を出し…。

許子顔（きょしがん）たちの捜査で、三白膏で顔に湿疹ができるという事件は、夏蘭（からん）が仕組んだものと分かり、城西の倉庫から顔に湿疹ができる三白膏が出てくる。さらに、夏蘭の店で売った三白膏を使うと顔が黒ずむという問題が起き、夏蘭は捕まり牢に入れられる。それは、夏語氷（かごひょう）が策を講じて、夏蘭につかませたニセの三白膏と花茶の配合のせいと気づいた子顔は…。

血が混じった咳をして倒れた夏語氷（かごひょう）。許子顔（きょしがん）の母と同じ不治の病を発症したとふさぎ込むが、主人公である自分が積極性を失うと漫画が打ち切られてしまうこと、初期設定に逆らって治療法を見つけられるかもしれないことを知り、積極的に行動すると誓う。薛慕（せつぼ）のおかげで牢から出られた夏蘭（からん）は、三白膏のことを役所に通報したのは語氷だと知り…。

夏柳青（かりゅうせい）たちをさらった黒幕は夏蘭（からん）だと知った夏語氷（かごひょう）は、幽霊に化けて店の権利書を取り戻す。補助金の件で語氷を訪ねてきた薛慕（せつぼ）に、語氷に近づかないよう迫った許子顔（きょしがん）は、薛慕が契約結婚のことを知っていたことに驚く。薛慕に嫉妬して語氷を避けていた子顔は、高熱を出したと言って仮病で寝込むが…。

夏語氷（かごひょう）が新しく思いついた商品は、茶葉を小分けにして携帯用にした茶袋。葉文昭（ようぶんしょう）の扇子をヒントに、町の有名人の書や妓女の似顔絵をつけて売り出したところ大ヒット。さらに、子顔のアドバイスで、箱に入れて何が当たるか分からなくして売り、売りつくす。そんな語氷に許子顔（きょしがん）の父は、遅くなったが結納だと店の権利書を渡すが…。

当主を失った夏（か）家。父の霊前で夏蘭（からん）と夏柳青（かりゅうせい）は取っ組み合いのけんかを始める。不正のために税が足りず悩む役所の長官に薛慕（せつぼ）は自分に任せるように言い、二重帳簿で脱税していた夏家を調べ税を徴収し穴埋めをした。しかし、その裏で薛慕は長官が夏家の当主から賄賂をもらって不正を黙認していたことを都に密告していて…。

岩燕楼（がんえんろう）で、月見に誘った夏柳青（かりゅうせい）を待っていた葉文昭（ようぶんしょう）だったが、その前に現れたのは夏蘭（からん）だった。夏蘭の手には、子供の頃、葉文昭がある少女から嬭酥（ナイスー）をもらったお礼に渡した佩玉があった。本当は嬭酥をくれた少女は夏柳青だったのだが、薛慕（せつぼ）が夏蘭に成り代わるように吹き込んだのだった。

店の商品を全て盗まれ途方に暮れる夏語氷（かごひょう）。許子顔（きょしがん）は葉文昭（ようぶんしょう）の父親・葉聞（ようぶん）に借金を頼みに行き、まず半金だけを受け取る。しかし、夏蘭（からん）が語氷のあらぬ噂を葉聞に吹き込んだため、借金は取り消しに。語氷は、閉店を決意するが、子顔が自ら茶葉を摘みに行き、徹夜で三白膏を作って何とか店は続けられたが…。

許子顔（きょしがん）の浮気の噂が流れていると知った夏語氷（かごひょう）は、あとをつけ、子願が趙玲瓏（ちょうれいろう）を往診していることを知る。語氷は趙に詰め寄るが、逆に語氷が子願の足かせになっていると言われ落ち込む。さらに、夏徳水（かとくすい）を殺したのは子顔だという噂が流れはじめ、谷古（こくこ）のところに相談に行った語氷は、そこで漫画の原稿を見つけ…。

自分といれば夏語氷（かごひょう）は死ぬと思い、語氷を離縁した許子顔（きょしがん）。薛慕（せつぼ）の家に転がりこんだ語氷は、子顔から店を譲られると、子顔の診察室の荷物をまとめ追い出してしまう。さらに、父親に薛慕（せつぼ）とくっつけられようとした語氷は、怒って席を立つ。葉文昭（ようぶんしょう）と子顔の父は２人を仲直りさせようと…。

趙玲瓏（ちょうれいろう）と夏徳水（かとくすい）を殺した容疑で牢に入れられた許子顔（きょしがん）。子顔の冤罪を晴らすために夏語氷（かごひょう）と葉文昭（ようぶんしょう）は、趙が死ぬ前に爪でひっかいて傷をつけた男を探すが、その男は夏耀祖（かようそ）だった。耀祖を捕まえた語氷たちは、罪を自白させようとするが、耀祖は殺していないと言い張り…。

小江（しょうこう）を疑い、店から追い出すという夏語氷（かごひょう）に腹を立てて夏柳青（かりゅうせい）は店を飛び出す。葉文昭（ようぶんしょう）から、小江が夜な夜な店を抜け出していると聞いた語氷は、小江のあとをつけるが殴られ昏倒する。牢の許子顔（きょしがん）のもとを訪れた薛慕（せつぼ）。子顔は趙玲瓏（ちょうれいろう）を殺したのは薛慕（せつぼ）だと直感するが…。

都からの命令で許子顔（きょしがん）の裁きは、やり直しとなり、子顔は無罪放免となる。しかし、皆が喜びに沸く中、稼がないと今日にも砂時計が切れてしまうと告げられていた夏語氷（かごひょう）が倒れる。別れの言葉を告げる語氷に、子顔は「君を愛している」と本心を打ち明けるが、語氷は過労で倒れただけだった。語氷は自分が死ななかった理由を谷古（こくこ）に尋ねに行くが…。

夏語氷たちに捕まった小江（しょうこう）は、夏蘭（からん）に罪をなすりつけ自害した。夏蘭（からん）は、葉文昭（ようぶんしょう）に嬭酥（ナイスー）をあげた少女ではなかったことも暴かれ、役所で取り調べを受けることになる。薛慕（せつぼ）のとりなしで小江殺しの罪は晴れるが、夏家の財産は全て没収される。そして、子供時代の出来事の真実を知った葉文昭と夏柳青（かりゅうせい）は…。

熱病の瘧（おこり）の患者が発生した茶館は封鎖され、夏語氷（かごひょう）と許子顔（きょしがん）は閉じ込められる。さらに、一緒に閉じ込められた夏柳青（かりゅうせい）が熱を出して倒れる。中に語氷がいることを知った薛慕（せつぼ）は、茶館にかけつけるが、一緒に帰ろうと言う薛慕に語表は子顔と残ると伝える。引き下がった薛慕だったが、瘧の患者は茶館に集めるように命じ…。

夏柳青（かりゅうせい）が李（り）巡撫を茶館にさらってきた。薛慕（せつぼ）が隠した真実を目にした李巡撫は薛慕を問いただすが、薛慕は全て副長官が勝手にやったと言い逃れる。李巡撫が都に帰り、茶館に閉じ込められた病人たちも解放された後、茶館の女将が店を売ろうとしているのを知った夏語氷（かごひょう）たちは、お金を出し合って店を買い取り「二十四味楼」と名付けて…。

夏耀祖（かようそ）が戻ってきたことを夏蘭（からん）から聞いた薛慕（せつぼ）は、刺客を送り込むが、それは罠で捕まった刺客は夏語氷（かごひょう）たちに、薛慕の罪を洗いざらい吐く。都から役人が来て薛慕を取り調べることになり、薛慕の邸宅に踏み込むが薛慕はすでに逃げてしまっていた。共犯として裁かれることになった夏耀祖は妹、夏蘭（からん）は無実だと訴え…。

葉文昭（ようぶんしょう）の父、葉聞（ようぶん）のもとに単身乗り込んだ夏柳青（かりゅうせい）は、自分は商いが苦手だが料理は得意で料理人や職人がいなければ商いもできないはずと訴える。一方、お尋ね者になった薛慕（せつぼ）は、谷古（こくこ）のもとを訪れ自分が漫画の登場人物であることを知る。そんな中、突然、食糧庫が火事になり町は食糧不足に落ち入る。

同じ１日が繰り返すループからやっと抜け出せた夏語氷（かごひょう）と許子顔（きょしがん）。しかし、その喜びの中、語氷が倒れる。語氷は周りの皆に人生は素晴らしければ長さは関係ないと分かったと語り、子顔にただ残りの日々を一緒に楽しく過ごしたいと願う。しかし、子顔は書物を読みあさり、麻沸散を使えば開腹して病巣を取り除けると知り、麻沸散の処方に必要な菖蒲を採りに山に向かうが…。

夏語氷（かごひょう）は、病の影響で過去の記憶を失い始める。葉文昭（ようぶんしょう）と夏柳青（かりゅうせい）は、葉聞（ようぶん）から婚姻を認められ、婚礼の日取りも決まる。そんな中、許子顔（きょしがん）は、語氷に自分たちも一緒に式を挙げようと持ちかける。しかし、式当日、間の記憶を失ってしまった語氷は、はじめに戻って子顔に毒殺されると思い逃げ出すが…。