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殺し屋たちの店のgukuのレビュー・感想・評価

殺し屋たちの店(2024年製作のドラマ)
4.2
フィル友さんからの評判を聞きつけさっそく観てみました!
まあ凄い濃厚なドラマ! 無駄なシーンは一切なく8話の中にスリルと緊張感と残酷さがギュギュっと凝縮。本来グロ系苦手な私ですが、これは不思議と夢中になって観ることができました。

物語は、両親を亡くし叔父(イ・ドンウク)に育てられた大学生ジアン(キム・ヘジュン)が、叔父の死後、謎の男達から襲撃されるところから始まります。とにかく初っ端からのつかみが凄いのと、時系列を敢えてバラバラにみせてくる複雑な構成が見事でした。叔父から引き継いだECモールの正体は何なのか、叔父はいったい何者だったのか…容赦のない襲撃の背景が少しずつ明らかになっていくたびゾクゾクとさせられ、疲弊はしたけどめちゃめちゃ面白かったです。

イ・ドンウクと言えばファンタジー。私は『トッケビ』以来久々でしたが、アクションをこんなにキレキレでやれる俳優だったとは! 哀愁のある役とてもお似合いでした。ビジュアル的にもメイクしてない彼の方が断然好み。キム・ヘジュンちゃんも過酷なシーンの数々お疲れ様でした。今後注目したい女優さんの一人に。
悪役ソンジョを演じたソ・ヒョヌは、その残忍さとは裏腹な力の抜けた喋り口調が何気によかったです。どこかでみたことが…と思ったら『悪の華』で胡散臭い雑誌記者をやってた人でした。

「チャルドゥロ、チョンジアン」
(チョンジアン、よく聞け)
心に残る名セリフ、私も思う存分聞かせて貰いましたー!

原作の小説『殺人者のショッピングモール』は、その人気にともない昨年 “2“ が出版されたとのこと。ということは、ドラマの続編期待してもいいのかな〜
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