誘拐犯と誘拐された天才少女との絆を描いたヒューマンサスペンス。
タイトル名から暗めイメージが先行して後回しにしていた作品でしたが、これめちゃめちゃ面白かったです！
小心者で間の悪い誘拐犯ミョンジュンをユン・ゲサンが演じ、天才少女 ロヒを500倍もの難関を勝ち抜いて選ばれたというユナちゃんが演じているのですが、とにかくこの二人の掛け合いが面白い！ 子ども相手にたじたじの誘拐犯と大人の言う事を次々論破する天才少女とのやり取りに序盤からかなり惹きつけられました。
ミョンジュンは娘の入院費を工面する為やむなく誘拐に手を染めるのですが、それが元で身に覚えのない殺人事件や秘密プロジェクトの争奪戦にまで巻き込まれ大変な逃亡生活を送ることになります。誘拐した少女との絆が少しずつ深まって行く過程もよく、最終話では天才少女を演じた天才子役のユナちゃんに泣かされっぱなしでした。ミステリーとヒューマンの絶妙なバランスに加え、コミカルなシーンとシリアスなシーンとのメリハリも凄くよかったです。
そしてエンドロール後のあの展開。
最後の最後にこのドラマのメッセージが伝わってきて、いや〜本当によかった‼︎
犯人を追う刑事役にパク・ソンフン。『グローリー』でこの上ないクズ役を演じていた彼が、ここでは上からの圧力に屈しない真っ直ぐで正義感溢れる刑事役でかっこよかったです。これで彼のスレギイメージが一新されました！ 犯人の元妻で誘拐を企てたキーパーソン、ヘウン役にキム・シンロク。良く言えば怪演なのかな？ でも子役を含め他キャストの演技が秀逸過ぎたので、ここでは少し演技力に見劣りを感じました。
そして、誰なんだろ〜⁇ と楽しみにしていたカメオは、登場した途端大興奮！ こういう役もやっぱり上手いんだなぁ〜。
それはそうと、ユン・ゲサンを見てロバート秋山がチラついたのは私だけでしょうか笑
