このレビューはネタバレを含みます
映画「ルーム」に似た印象。
閉ざされた空間しか知らない人は、外の自由な空間にようやく出られた後は、また長く過ごした閉ざされた部屋を懐かしく思うものなのか・・・
パパ、ママ、子供たち、もう一人赤ちゃん。
幸せの象徴のような家族構成。
それが守られていれば、例えママが違う人に変わったって、パパがたまにしか帰ってこなくたって幸せ。
いやいや、子供は小さければ小さいほど、ほんとのママを恋しく思うだろうし、もっと甘いものが食べたい!とか、外に出てみたい!とか泣きわめいたりすると思うんだけどなあ。
同じ空間しか知らず、TVもないから外の世界も知らず、毎日同じものを食べてればそれ以上に美味しいものがあることも知らないってことか・・・
ハンナのパパに対する忠実さ。
「汚れなき子」の意味よ・・・!
ヤスミンもようやく出られて髪の毛も染め直したかと思いきや、また金髪に戻したり。
洗脳ってほんとに怖い・・・
色々気になるところは残ったけど、めっちゃ面白くて一気見でした!