めしいらず

厨房のありすのめしいらずのレビュー・感想・評価

厨房のありす(2024年製作のドラマ)
1.8
前クールの「フェルマーの料理」が料理人が数学的思考によって料理を導き出すと謳いながら全然その関連性がこちらに伝わらなかったのと比べると、本作では料理と化学の関係がきちんと説明されており、その部分がとても面白い。長くて難儀な台詞をこなした門脇麦には脱帽。客の体調に料理を合わせる店のスタイルと、それが一人で調理されるのには流石に無理があるとは思うけれど、まあどれも美味しそうでまさに飯テロドラマある。ただ肝心の本筋が面白くない。前半部はまだしもだが、主人公二人の親たちとその仲間たちの過去の因縁が繙かれていくミステリ的な後半部のストーリー進行が出鱈目に感じられて興が醒めてしまった。
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