めしいらず

ノンレムの窓 2024 春のめしいらずのレビュー・感想・評価

ノンレムの窓 2024 春(2024年製作のドラマ)
2.7
「有終の美」
10年追い続けた事件の容疑者を特定し、いよいよ踏み込む直前に自首しに警察へやって来る容疑者。定年間際の刑事は手柄を逃すまいと容疑者に踏み留まるよう説得し始めるけれど、事件の真相は彼が推理していたものとはまるで違った方向へ転がっていき…。よくまあこんな奇天烈でシニカルな設定を思いつくものだと感心してしまう。刑事の10年間の無意味さを思うと可笑しみにも悲哀が滲んで見える。刑事の卑屈な姿勢に対して至ってにべもない容疑者たちの対応も、カツ丼の行方も、彼の小人物っぷりを示して余りあって面白い。
「PTA]
様々な言い訳を弄してPTA活動を逃がれ続けてきた末に逃れ切れず取り込まれた女性だったけれど、彼女は思わぬ側面から会への適合性を発揮し始め…。こちらはお話がただの絵空事めいて見え個人的には今ひとつ。
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