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セックス・アンド・ザ・シティ シーズン3のGreenTのレビュー・感想・評価

3.5
シーズン3はまだ、ニューヨークのヤッピーたちの人間観察的なエピソードが多かったですね。

キャリーはエイデンと付き合い始めるんだけど、エイデンのキャラも最初からあんな風に大事な役割になるって思ってなかったんじゃないの?ってくらい、主人公の4人が次から次へと色んな男と付き合う。

考えてみると、最初はそういうヤッピーたちのヤリまくり文化観察的なドラマだったんだけど、主人公4人のキャラがどんどん作り上がってきて、シーズン3くらいからはドラマ化してきたような印象を受ける。シーズン2で「第四の壁」を破ることはしなくなったらしいし。

まだ若くて遊びたい盛りの4人が可愛い。特にSJPはすっごい可愛いのは認めざるを得ない。この頃はどんなにキャリーがバカでもぶっ飛びファッションでもやっぱ魅力的に見える。

キャリーがコミックショップの「マンチャイルド」と付き合ってて、マリファナやってハイになってる演技とかめっちゃ自然で笑う。でもオシッコかけられたい政治家に「温かいお茶をかけてあげもいいよ」みたいに「優等生」提案をするところが偽善的でキライ。この人「セックス・ライター」じゃないの?!

やっぱサマンサの方がまさにセックス・アンド・ザ・シティ!トランスヴェスタイトのフッカーと対等にやり合うところとかウケる。

ミランダがスティーブと一緒に住めないのもわかるわ〜。で、追い出して別れた後、チャイニーズ・レストランでばったりあって、2人が喋るところちょっと泣かせる。スティーブって、昔観ていた時はなんとも思わなかったけど、今観るとすごい刺さるキャラだな。

シャーロットがこんなに早くトレイと出逢っていたとは記憶になかった。やっぱSATCは1シーズンのエピソードが多いから、思ってたより話が早く進む。あの、結婚式で “He can’t get it up” って言うところ「ええ〜!」ってハラハラさせられるよね。

しかしシーズン3はまだちょっと挑戦的な感じが残っていたように感じる。キャラの人間味に感情移入するってよりは「人間観察」的な。シーズン4ほど笑わなかったし。
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