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英林館高校ミュージカル部は創立100年を迎え、毎年恒例の文化祭の公演を控えていた。かつては華々しい功績を残した伝統ある部だが、現在の部員数はたったの4人。ミュージカルオタクな日比野憐(岡宮来夢)を筆頭に部員達は公演に向け日々活動をしていた。ある日突然、副理事長・吉良龍之丞（中川晃教）に、例年ミュージカル部が文化祭で使っている多目的ホールの使用禁止を宣言される！ そんな時、彼らが通う高校にニューヨークからの転校生・音羽翔舞(阿部顕嵐)がやってくる。何やらミュージカルに興味がありそうな翔舞を部に誘うが、あっけなく断られてしまう…。

放課後、日比野憐（岡宮来夢）と一本木雅也（立花裕大）、長峰慎太郎（福澤侑）、が部室で進路について話していると、大金が入った財布を無くしたと浮雲無双（皇希）が大慌てでやって来る。１日の時間割りを思い出し財布の行方を追うが見つからず…。 そんな騒動の中、生徒会がやってきて、なぜか廃部届を出すように迫ってくる！その時たまたま部室を訪れた翔舞（阿部顕嵐）は、ひょんなことから無双の財布を盗んだのではないかと疑われてしまい…。

遂に翔舞（阿部顕嵐）が入部したミュージカル部。ところが部室は副理事長・吉良（中川晃教）によって徐々に進路指導室に変えられようとしていた。これ以上部室が乗っ取られないよう憐（岡宮来夢）たちは吉良を撃退しようと作戦を計画中にちょうど部室に吉良がやって来て…。 吉良に文化祭で多目的ホールを使わせて欲しいと直談判すると、二週間後に中間審査が行われることに。吉良のみの判断では不公平だと訴える憐たちは伝説のOB・鴨志田（加藤和樹）に連絡をする…。

憐（岡宮来夢）が文化祭でのホール使用をかけた中間審査のために台本の執筆作業に励んでいると、翔舞（阿部顕嵐）が忘れ物を取りにやって来る。２人で台本の話について確認していると、翔舞は「この学校はなにか出るらしい」と言い残して帰ってしまう。 残された憐にある不思議な出来事が…！さらにその後も部員を襲う数々の心霊現象が発生!?学校の十三不思議の噂は本当だったのか?!

ついに迎えた中間審査当日。審査が始まるまで練習に励む部員たちだが、音楽の最新データを忘れたことに気付いた慎太郎（福澤侑）は、家に取りに帰ってしまう。果たして審査に間に合うのか！？そんな最中、鴨志田（加藤和樹）がお土産を持って部室にやってくる。 すると、お土産を預かった無双（皇希）が滑って足を捻ってしまい、急遽台本を変更せざるを得ない状況に…。立て続けに起きるハプニングを部員たちはどう乗り切るのか！そして中間審査の結末は…？

鴨志田（加藤和樹）の提案で、憐（岡宮来夢）たちミュージカル部は文化祭本番に向けて合宿を行うことに。一人五役演じられるのか、衣装や小道具など課題は山積み。稽古中、大量のカレーを持った鴨志田がやって来る。カレーの誘惑に負けた部員たちは稽古を中断するが、翔舞（阿部顕嵐）は一人振付を考えていた。 しかし、その様子はどこか具合が悪そうで…。その後、泊まらず帰ると言い出す翔舞だが、その場に倒れてしまう。意識が遠のく中、過去のある記憶が思い出され…。

合宿は夜を迎え、恋バナに花を咲かせるポンちゃん（立花裕大）たちだっただが、なぜか怖い話に…。明日も早いからと寝ようとする憐（岡宮来夢）たちを更なる恐怖が襲いかかる!? 翌朝、鴨志田（加藤和樹）から指導を受ける中、全く性格の違う二役をポンちゃんが演じるのは難しいと指摘されてしまう。そして、翔舞（阿部顕嵐）が演じれば良いと提案されるが、出ないと断ってしまう翔舞。その態度にイラッとしたポンちゃんは翔舞と本気で喧嘩を始めてしまい…。

ミュージカル部を辞めると啖呵を切った翔舞（阿部顕嵐）は、イギリス留学に行かないかと吉良（中川晃教）に提案される。一方、憐（岡宮来夢）は間違えて配達された食事を吉良に届けようと副理事長室へ向かう。そこで文化祭当日に翔舞がイギリスに短期留学するという話を耳にしてしまう…。 さらに、部室に荷物を取りに来た翔舞は鴨志田(加藤和樹)と遭遇。醜態を晒したと落ち込む翔舞は鴨志田に宥められ、ぽつりぽつりと自分のトラウマについて語りだす…。翔舞が舞台に立ちたくない理由とは？

慎太郎（福澤侑）のスマホに翔舞（阿部顕嵐）が留学を断ろうと思っているという会話が偶然録音されていた。それを聞いた憐（岡宮来夢）は翔舞にひどいことを言ったと落ち込んでしまう。その日の夜、忘れ物を取りに来た翔舞は部室で憐と鉢合わせてしまう。気まずい雰囲気の中、憐にミュージカル部に戻ってきてほしいと言われるが、外から足音が近づいてきたため隠れることに。そして、部室にやって来た鴨志田（加藤和樹）とキラタツ（中川晃教）は過去の出来事を話し始め…。

公演が数日後に控える中、無双（皇希）が病院に運ばれ、しばらくは絶対安静と診断されてしまう。そんな無双の代役は、翔舞（阿部顕嵐）がやることに。無双の台詞を覚える翔舞だったが、キャラクターが自分には合わず苦戦していた。 そんな中迎えた稽古最終日、無双が現れるが、何やら元気がない…心配するみんなに無双は心の内を打ち明ける…。果たして、５人全員で無事文化祭の公演当日を迎えることはできるのか!?