一時帰国し母と抱き合うその時に向かいにいるピンの目を見て会いたかったと話すシーン。寝ても覚めても考えてしまうのはただ単純に会いたいという気持ちではなく、この人が欲しいということではないかという言。コルクの花輪で首筋に寄せる顔と視線。

明活なアニンがグアのような人間に対しても、相手が男であるというだけで私は全てにおいて劣ると涙を流すことや、その不均衡がとてもつらかった。機転がきき聡明で勇敢でチャーミングで人々が見惚れる容姿を持つ、王女の身分のその人が、そうして肩を震わせて泣くことが。
SongjetさんはDreamの時のばたばた大声ひょうきん友達のイメージが強かったから、いついかなる時も品を保ち続けるウアン様との演じ分けに毎回感嘆していた。ウアンファーという人間がすごく好きだった。このドラマで一番素敵だと思った人だった。Songjetさんの契約終了がこたえる、、あとオンがしたことは性加害だけど、自分が想いを寄せる人がいる時に、他の誰かから想いを告げられても本当に何も思わないし、またこれか…となる恋愛の常みたいなのがありありと表れていたこともよかったな。

皇太子の「しきたりや慣習に反し前例のないことだと知っているね」という言葉に「知っています」と答え、考えを述べる場面思わず泣く。あとはアナン王子について考えても。人が己の生き方を選び取ることを許さない制度の中で、沈黙と従順さを要求され、想定されず、排除され、ただ人を苦しめる規範が力を持つのはなぜなのか。先達について考えると頭が下がる。
アリサ妃が、この国では愛がなくても、身分が釣り合えば男と女は結婚するの！と直球アグレッション叫んでたけど、これを言ってた人がすぐに変わるとも思えず、皇太子より母親がサポーティブになったことに驚いてた。変わったなら嬉しいけど、ほぼないよなと思いながら。2人がようやく、ようやく一緒に暮らせるようになり、仕事をして、姪の面倒を見て、帰りを待ちという生活が見れて嬉しかった。長かったけれど人生これからだからね。そしてプリックがいなければ、この物語は成り立たず、流石のNamさんだった。侍女役でAmpereさんが出ていたのもすごく嬉しかった。

タイGLの先駆者ともいえるFreenBeckyの主演ドラマ2作目。

時代もので最初はどんな感じになるのかと不安もあったけど、気づけばすごく世界観にのめり込んで見てた。没入感あるドラマ。
それぞれのキャラクターが丁寧に描かれてるからどのキャラクターにも愛着がわく。
これ本当にハッピーエンドになるの？ってそわそわするくらい最後の最後までハラハラするというか…。
16話じゃ短い、もっと見ていたいと思った。

前作のGAPとはガラッと違う2人の演技が楽しめて満足度高いドラマでした。

• #2024

映像がとにかく美しかった。フリベキは黒×ピンクと信じ込んでたけどピンク×水色でもめちゃくちゃ似合ってたのすごい…グアってなんだったんだんだろな……