ユエ・チェンリンは、美術を専攻しネットゲームが得意な大学生。インターンとしてゲーム会社で働いている。インターンとしてゲーム会社で働いていたが、やりたいことを見失い退職を申し出る。しかし同じ日に同窓生のグー・シュンが入社し、彼に思いを寄せるチェンリンは退社を後悔する。なんとかグー・シュンの気を引こうと、あれこれアピールするチェンリンだが、全く相手にされない。そこで、ゲーム仲間の“ミスターキャンパス”に相談し、授かった清純派作戦でグー・シュンに近づこうとする。

絵が得意なチェンリンは、ある日、ネットにアップした作品がランキング1位となる。一方、会社の訳ありの部署に採用されたグー・シュンは、結果を出そうと相棒のジアン・ジュンナンと一緒に有能な人材を次々とスカウトする。グー・シュンとうまくいかないチェンリンは、“ミスターキャンパス”に、清純派作戦がうまくいかなかったと愚痴をこぼす。そんな中、チェンリンは元上司から会社に呼び戻される。戻ったチェンリンは、グー・シュンに猛アタックをしかける。

第1事業部へ戻ったチェンリンは、上司のウェイ・ハンからイベント用のイラスト作成を任され提出するが突き返される。チェンリンは“ミスターキャンパス”の力を借り、なんとかイラストを完成させる。グー・シュンとジュンナンは、実力のあるウェイ・ハンを第9事業部へ引き抜こうと声をかける。チェンリンは、清純派作戦がまったく効かないグー・シュンにどう接すればよいか“ミスターキャンパス”に相談し、もっと弱い部分を見せろとアドバイスを受ける。

プロジェクト会議の前日、ジュンナンのミスで、第1事業部に提案の要である新手法を知られてしまう。翌日、第1事業部は、第9事業部の新手法を取り入れた急ごしらえの企画を提案するが、事態を予想したグー・シュンら第9事業部は、さらに一歩進んだ提案を行い、見事に採用される。一方、グー・シュンとジュンナンから声をかけられたウェイ・ハンは、ジアン部長に退職届を提出する。そんな中、年越しイベントに出かけたチェンリンは、会場で偶然にグー・シュンを見つけ、カウントダウンの花火を一緒に見ようと、近くに行こうとする。

チェンリンのグー・シュンへの思いは募るばかりで、なんとかグー・シュンとの距離を縮めようとするが、グー・シュンにはまったく通じない。そんな中、第1事業部を退職したウェイ・ハンが改めて第9事業部に入社してくる。チェンリンは、ウェイ・ハンから第9事業部の募集に応募してみないかと誘われる。チェンリンは選考のための作品を徹夜で完成させデータ送信するが、ネットワークエラーで送信できず、締め切りに間に合わずに選考外となってしまう。

ある晩チェンリンは、グー・シュンの気を引こうと夜食を持って職場を訪れるが、「恋人と過ごす」と言って同僚からの旅行の誘いを断るのを聞き、落ち込む。3か月後、会社の研修旅行で、チェンリンは酔ったグー・シュンを介抱し、2人の距離は少し縮まる。そんな中、ゲーム中、“ミスターキャンパス”に「好きなら告白しろ」と言われたチェンリンは、卒業式でグー・シュンに告白することを決意し、友人たちにけしかけられてグー・シュンを呼び止める。

見事にフラれたチェンリンは、ゲーム仲間に、フラれた相手はグー・シュンというヤツだと話す。グー・シュンはそれを聞いて、ゲーム仲間の“プレッツェル”がチェンリンであることに気付く。“ミスターキャンパス”がグー・シュンとは知らないチェンリンは、恋愛には目もくれず仕事にまい進しようと決め、グー・シュンへの恨みを“ミスターキャンパス”に愚痴り続ける。そんな中、第9事業部の機密情報が、メンバーの軽率な行動により第1事業部に渡ってしまう。

卒業したグー・シュンとチェンリンは大学の寮を出るが、偶然、引っ越し先が同じアパートのお向かいさんになる。グー・シュンは、話もしてくれなくなったチェンリンとの距離を、なんとか縮めようとするが、全く相手にしてもらえない。そんな中、開発中のゲーム“任侠（にんきょう）道”のコンセプトアートがネット上に流出する。グー・シュンの機転で大事に至らずに済むが、チェンリンは流出した作品に触発され、同じテーマを描いた作品を自分のブログにアップする。

チェンリンの作品を見たグー・シュンは特別な才能を感じて、第9事業部に誘い込もうと画策するが、決心のつかないチェンリンはそれを断り続ける。一方、第9事業部のシンイーは内向的な性格ゆえに、いつも頼まれた仕事を満足にこなせず、退職願を準備している。ジュンナンは、そんなシンイーをいつからか特別に気にかけるようになる。そんな中、チェンリンはグー・シュンの誘いを受けて第9事業部で仕事をすることを決め、ジアン部長に願い出る。

チェンリンは運転免許を受け取るため帰省する。そこへ幼なじみのタン・シンが近づこうとする。気が進まないチェンリンは、自分をあきらめさせようと、彼氏を装って“ミスターキャンパス”にうその電話をかけてもらう。一方、第1事業部と第9事業部の合計予算が超過し、評価会議の結果しだいでどちらかの予算がカットされることになる。そんな中、ジアン部長に不満をもっていたスー・ジョンは、第9事業部で仕事をしたいと願い出て認められる。

チェンリンは、女主人公リン・ジーのキャラクター開発という重要な仕事を任されるが、同僚の実力者ファン・シンは、チェンリンの力を認めようとしない。そんな中、グー・シュンは“ミスターキャンパス”としてのチャットの中で、チェンリンが風邪を引いたことを知り、雨の中、薬を買いに行きチェンリンに渡す。チェンリンは、なぜ自分が風邪を引いたことをグー・シュンが知っているのか不思議に思い、“ミスターキャンパス”はグー・シュンではないかと疑い始める。

会社の創立記念日、パーティーで酒を飲みすぎたチェンリンは、取引先の社長にからまれる。そこへ帰宅したはずのグー・シュンが現れる。チェンリンは、何も知らないグー・シュンが、タイミングよく自分を助けに来たことから、“ミスターキャンパス”はグー・シュンであることを知る。怒りを爆発させたチェンリンは、グー・シュンとの連絡先をすべてブロックする。グー・シュンは、チェンリンと和解しようと、あの手この手を繰り出すが、すべて拒否されてしまう。

グー・シュンとチェンリンは、リン・ジーのイメージキャラクターに起用しようと、中国伝統文化の継承者リン・ユーに会いに行くが、すでに第1事業部のジアン部長が先に話をまとめていた。しかし、チェンリンの説得でリン・ユーは第9事業部と契約する。幹部の評価会議で、第9事業部は見事に予算を確保し、負けたジアン部長は、チェンリンに第1事業部の主力商品“ラブエージェント”のペットのデザインを、2日後の定例会までに考えるよう指示する。

チェンリンは第9事業部のみんなから異動を勧められるが、ジアン部長は、チェンリンを主力商品“ラブエージェント”のチームリーダーに抜てきする。そんな中、チェンリンの母が故郷から訪ねてくる。この機に乗じ、グー・シュンは猛烈にアピールを開始、母に気に入られる。そんなある日、チェンリンは帰宅時に誰かに後をつけられ、グー・シュンに助けを求める。グー・シュンは、自分の携帯番号を緊急時用に登録させ、ベランダに自分の服を掛ける。

幼なじみのタン・シンがチェンリンを訪ねる。2人が話しているのを見たグー・シュンはタン・シンにライバル心を燃やし、チェンリンの彼氏役を演じ2人の仲を裂こうとする。そんな中、グー・シュンは、以前、チェンリンの後をつけた犯人を捕まえて警察に突き出す。一方、ジュンナンはゲーム仲間を呼び出し、サバイバルゲームで知り合ったフォン・ルールーを、恋人として紹介する。ひそかにジュンナンに思いを寄せるシンイーは、それを知って落ち込む。

チェンリンは2つの部の兼務が難しくなり、どちらを選ぶか迷うが、社長の助言もあり第9事業部への異動を決断する。絶対に認めないと言うジアン部長をなんとか説得し、チェンリンは第9事業部への異動を許される。一方、10日後のゲームショーのメインブースとメインスクリーンをめぐり、第1事業部と第9事業部は競い合うことになる。そんな中、チェンリンは、アパートのドアの故障で部屋に入れなくなり、仕方なくグー・シュンの部屋を訪ねる。

グー・シュンは、“任侠道”のPVを最高にレベルするため、社長と株主を説得して、公開を5日間延期させる。説明を聞いた第9事業部の仲間は全員納得し、力を合わせてPVの改良に挑む。ファン・シンから本編の武器デザインを任されたチェンリンもテンションをあげる。一方、残業続きでルールーとのデートに行けなかったジュンナンは、その埋め合わせのため、コレクションの中から高額な限定品の人形を提供してくれるよう、シンイーに頼む。

ジアン部長の入れ知恵が社長を動かし、メインブースの展示が第1事業部に決定する。だが、PVの公開まで勝敗はわからないというチェンリンの言葉で、グー・シュンはPVの公開に踏み切る。その反響は大きく、第9事業部は見事にメインブースを奪い返し、展示は大成功を収める。胸をなで下ろすグー・シュンの前に、大手ゲーム制作会社“沃特（ウォート）”の男が現れ移籍を勧めるが、グー・シュンは断る。そんな中、チェンリンはスー・ジョンの告白を受ける。

“任侠道”のキャラクター“シアオリン”は盗作だとして、他のゲーム開発会社から訴えられる。グー・シュンは、“シアオリン”がオリジナルであることを証明すべく、手がかりを求めて元ゲーム開発者の父の仕事場を訪れる。突然いなくなったグー・シュンの身を案じ、チェンリンはグー・シュンの実家へ向かう。早朝から訪ねてきてくれたチェンリンに、グー・シュンは思いを告白する。グー・シュンは父のパソコンを探し出し、チェンリンとともに持ち帰る。

2人はホテルに宿泊し、一緒にグー・シュンの父のパソコン内の資料を分析する。そのころ会社では、社長を囲んで“任侠道”を売却しようと意見が交わされていた。そこへ“シアオリン”の著作権は自分にあることを証明する資料を携え、グー・シュンが現れる。グー・シュンとチェンリンのはたらきで盗作疑惑は晴れ、2人はつきあいを自認するカップルになる。しかし、お互いの気持ちはわかったものの素直になれない2人は、微妙なすれ違いを続ける。

ジュンナンは、別れたルールーと行くはずだったレストランにシンイーを連れていき、酔ったシンイーの様子を見て、シンイーの自分への気持ちを知る。一方、グー・シュンとチェンリンの関係は、少しずつ周りにバレ始める。そんな中、チェンリンがグー・シュンの部屋にいるところに、偶然、グー・シュンの母親が訪ねてくる。母は、禁じていたゲーム開発の仕事をグー・シュンがしていると知り、仕事を辞めるか自分と縁を切るか、グー・シュンに迫る。

グー・シュンは、家族への思いをつづった父の日記を母に見せ、それを読んだ母は、ゲーム開発の仕事を続けることを認める。そんな中、“沃特”のジャン専務の画策により、3人の取締役が持ち株を“沃特”に売ることを決め、会社は“沃特”に買収されることになる。危機に陥った会社を救うため、グー・シュンはスカウトに応じ“沃特”に移籍することをジャン専務に申し出る。グー・シュンの移籍をめぐり、第9事業部は、しだいにばらばらになっていく。

グー・シュンと社長は、グー・シュンがスカウトを受け入れるという芝居を打ち、新たな投資家を探す時間を稼ごうとする。2人はジアン部長の協力を得て、リー取締役の売却を思いとどまらせる。しかし、ワン取締役とジャオ取締役の意向は変えられず、会社は持ち株率で上回る2人の株の売却しだいで、“沃特”に買収されるという事態に陥る。ワン取締役は、ジャン専務に促され、社長とグー・シュンの目の前で、株売却の書類にサインしようとする。

ワン取締役がサインをしようとするところに、ジュンナンが連れてきた思わぬ人物が、“沃特”を上回る好条件を提示する。ワン取締役は途端にジャン専務を裏切り、新たな契約書にサインしようとする。そこへチェンリンとシンイーが別の人物を連れて現れ、さらに事態は急展開する。買収は阻止され会社は守られるが、はたして第9事業部は、国内初のAAAゲーム“任侠道”を無事に完成させ、成功を収めることができるのか？