あやめの花びら落ちるとき~三生縁起~(2022年製作のドラマ)
三生缘起是清欢/The Origin of Eternity
あらすじ
白沢(はくたく)神君が、天界の忘川河のほとりで司命(しめい)と話していると、不意に袖が1輪のあやめの花にかすり、あやめは仙女の姿に変わった。その仙女は名を清歓(せいかん)という。それ以降、白沢につきまとい、冷たくあしらわれても一途に追いかけ続ける。ある日、清歓は雷に打たれる試練の「雷劫(らいごう)」を受け、大きく激しい雷に打たれそうになったところを白沢が身を挺して守る。そして大打撃を受けて花の姿に戻ってしまった清歓を救うため、自らの血を与える。生気を取り戻した清歓が白沢を捜しに行くと、白沢はすでに人間界へ旅立っていた。三世にわたる愛の試練を経ると白沢は天帝の地位に昇れる。清歓は司命に頼んで、白沢を手伝うことにした。人間界の白沢は青雲派の一番弟子で、妹弟子の霖月(りんげつ)と共に魔教の教徒を一掃する。その帰途で、南宮世家の一人息子の南宮俊(なんぐうし…
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夜、白沢が村へ着くと1台の輿があった。その中には花嫁姿の清歓がいて、鬼郎君をおびき出すため、こっそりやってきたと言う。鬼郎君の声が聞こえ、2人が向かった先に鬼郎君が現れる。2人は鬼谷陣に入り込んでしまうが、清歓のおかげで陣を抜け出すことができた。そして白沢は鬼郎君と戦い、危機一髪のところで清歓が身を挺して白沢を守る。鬼郎君の攻撃を食らった清歓は重傷を負い、白沢は空き家で傷の手当てをする。その時、室内におかしな香りが漂い、清歓は取り乱してしまうのだった。実は、傷の手当てのために白沢と清歓が入ったのは鬼郎君の家だった。部屋には花嫁を誘惑する媚薬の香りが漂い、2人は惑わされてしまいそうになる。そして一夜明けて、愛が深まった2人は青雲派に戻り、白沢が師匠に清歓との婚姻の許しを得ようとすると、霖月は倒れてしまう。妹弟子のために治療を施す白沢だが霖月に抱きつか…
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白沢は清歓を救いたい一心で師匠に解毒を懇願する。しかし毒にあたった原因が霖月だと判明するも、師匠は門派以外のよその者に解毒薬を与えようとしない。そこで白沢は、清歓を娶り青雲派の一員にさせて解毒薬が使えるよう、師匠に婚姻の許しを請う。怒った師匠に何度も棒で打たれて傷つくが、ついに解毒薬を手に入れ、そのおかげで清歓を回復させることができた。その後、白沢と清歓は晴れて夫婦となり幸せな初夜を迎えたのだが…。清歓は白沢が寝ている隙に鍵を盗み、禁足地の牢へ向かった。実は牢に囚われていた魔教の教主は清歓の父だったのだ。清歓は父の聶幽冥(じょうゆうめい)を救うため、わざと青雲散の毒にあたったふりをして、解毒薬を手に入れた。そしてそれを父にのませ、2人は青雲山から逃げ出そうとする。しかしその途中で現れた白沢に行く手を遮られる。白沢はそこで清歓の正体を知るのだった。聶…
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崖の上までやってきた清歓は白沢の首を絞め上げるが、徐々に昔の記憶を思い出して我に返る。そこへ2人に追いついた白掌門が現れ、白沢に清歓を殺すよう命じる。だが白沢は師匠の命令に従わず、自分の命と引き換えに清歓を見逃すよう懇願する。それを聞いた清歓は崖から飛び降り、命を絶つのだった。その後、白沢は青雲派を離れて隠居し、独り清歓の墓を守って生涯江湖に関わることはなかった。こうして白沢と清歓は一世を終えるのだった。そして白沢は凌国の皇太子に生まれ変わり、人質として盛国の地を踏み、ある雪の晩に盛国の女帝から宴に招かれるのだが…。宴で白沢の前に現れたのは、盛国の女帝に生まれ変わった清歓だった。白沢を一目で気に入った清歓は自分の後宮に入るよう誘う。しかし清歓に惚れているよう(よう)王は面白く思わず、白沢を目の敵にする。宴の帰り、白沢は昔から見ている不思議な夢に出て…
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一夜を共にして仲が深まった白沢と清歓は、寝殿の庭で琴を弾いて甘いひと時を楽しむ。そこへ美酒を携えたよう王が押し入ってくる。2人の仲の良さを見て嫉妬したよう王は白沢に暴言を吐き、酒の壺を地面にたたきつけたため、その割れた破片が飛び散って白沢の頬を傷つけた。怒った清歓はよう王を追い出す。清歓はよう王に対して情はあっても、それは男女の愛ではなく、共に戦ってきた友への情であり、2人の気持ちはすれ違うのだった。清歓から反省を命じられているよう王のところへ白石が訪れる。白石は清歓が白沢に夢中になっていることを心配し、盛国が凌国にのまれてしまうと懸念しているように見せかけ、よう王と清歓を離間させようと焚きつける。清歓に振り向いてもらえないよう王は軍隊を放置し、多くの官兵もよう王のやり方を支持して職務を放棄する。その後、よう王は皇位を奪うため反乱を企て、破虜軍を率…
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事の真相が明らかになったため、白沢は死んでも悔いはなかった。白沢を疑い、鞭でひどく打った清歓は悔いて心が痛むのだった。そして満身創痍の白沢を牢から出して御医に診させ、清歓が自ら看病をする。目が覚めた白沢は帰国を願い出るが、凌国では三皇子がすでに皇太子となっており、心が打ち砕かれ失意のどん底に落ちる。それは清歓と三皇子が手を組み、白沢を帰国できないようにさせたものだった。白沢が戻った賓館で、清歓は毎日のように琴を弾いて聞かせてみせるが、やっと顔を見せた白沢に冷たくあしらわれる。夜中、眠っている白沢のそばで様子を見ていると、刺客がそっと忍び込んできた。清歓は勇敢にそれを捕らえ、白沢の命を救うのだった。宮中に戻った白沢は命を救ってもらった恩に報いるため、清歓と一夜を過ごす。あくる日、清歓が白沢を正室に封じる話を持ち出すと拒絶されてしまうのだった。白沢が清…
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互いの本音を吐き出した白沢と清歓は互いに愛を深める。盛国の臣下たちは白沢に兵権を与えることに猛反対するが、清歓はまったく聞き入れず、虎符を白沢に与えてしまう。その後、出征した白沢を想い続ける清歓のもとに吉報が届く。白沢が率いる軍は士気が高く、ついに凌国の都を攻略し、三皇子も白沢の手により斬り殺され、さらには盛国へ戻る途中で、周辺の国々を併呑して盛国の領土を拡大したという知らせだった。そしてとうとう白沢の凱旋の日を迎えるのだった。白沢を出迎えに走った清歓はついに愛する人と再会する。熱い抱擁をかわしたのも束の間、白沢は清歓の喉元に刀を突きつけ、降伏を迫るのだった。降伏すれば凌国の皇后に据えると言われた清歓は、これまでの一連の出来事がすべて白沢の謀略によるものだったことを知り、絶望する。そして白沢が盛国の臣下と民を大切にすることを条件に、清歓は白沢の要求…
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天界に戻った白沢は、清歓が自分のためにわざわざ人間界へ下りて苦難を味わってきたことに心を痛める。そして、あやめの花びら2枚が地に落ちているのを見て司命にその理由を尋ねる。最後に残った1枚の花びらを白沢が摘めば、愛の試練は終わり天帝になれるというが、白沢はあやめの花を元の形に戻し、力を与えるのだった。そのかいがあって清歓は再び仙女の姿になるが、悲しいことに白沢のことをまるっきり忘れていた。白沢は清歓のことを気にかけ優しくするのだが、熱心に修行に励む清歓は白沢につきまとわれることを疎ましく感じていた。300歳の清歓にとって1万歳を超える白沢は年寄りで向上心もなく、清歓の好きなタイプではなかった。しかし修行を積んで雷劫の試練を受けた時、記憶がよみがえり、ようやく白沢との過去をいろいろと思い出す。そして白沢のもとへ走っていくと、白沢は天帝になっていた。2人…
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