代瑞（ダイルイ）銀行派遣社員の涂篠檸（トゥー･シャオニン）は、長身のイケメンと正社員の座を手に入れ、プロポーズ目前で関係が終わった元カレに見せつけると豪語していた。ある日、篠檸はお見合いパーティーで、高校時代の同級生で、代瑞銀行の内部監査部で働く紀昱恒（ジー･ユーホン）と再会。互いの連絡先を交換するも、彼とは住む世界が違うと進展を放棄した篠檸は、正社員登用に期待をかけるが。

元カレの陸思靖（ルー･スージン）からの復縁アプローチに困惑する篠檸（シャオニン）を救い出した昱恒（ユーホン）は、彼女にプロポーズをする。しかし、あまりに突然の展開に篠檸は驚き、答えを保留することに。その矢先、篠檸が事業開発１部に移動したばかりの時に、手形割引の処理を手伝った周凱（ジョウ･カイ）が不正を働いていたことが社内で明らかとなり、彼女自身も調査対象者になってしまう。

昱恒（ユーホン）の母の病状を知り、彼からの提案を前向きに捕らえた篠檸（シャオニン）は、結婚に踏み切る。しかし婚姻届けの手続きが間に合わず、翌週までは未入籍で過ごすことに。お祝いに盛り上がる両親らの手前、2人は当面結婚したふりを装うことを決めるのだった。翌日、退勤後に篠檸が上司の饒静（ラオ･ジン）と共に、勝負服で顧客の接待に向かうところに出くわした昱恒は……。

共同生活を始めた篠檸（シャオニン）と昱恒（ユーホン）と。しかし会社の仲間には時間をあけてから話そうと言って、目立たないよう気を配るのだった。昱恒に遅れて篠檸が会社に着くと、部外から来る新しい開発１部部長として、昱恒が紹介される。職場結婚に厳しい社風を知る篠檸は、昱恒が上司になり、2人の関係がバレたら自分がクビになると言って別れを切り出す。

どちらかがクビになるなら、実力でノルマを達成した方が銀行に残るという新たな契約を結んだ篠檸（シャオニン）と昱恒（ユーホン）。そして１年間は結婚前提で付き合う関係となるのだった。家庭問題を乗り越えた2人だったが、社内では昱恒の部長就任以来、課長の趙方剛（ジャオ･ファンガン）らが昱恒に反発を繰り返していた。そんな折、前任の江（ジアン）部長が担当した婚活ローンの被害者が騒動を起こす。

篠檸（シャオニン）の親友、凌惟依（リン･ウェイイー）の元カレの斉郁（チー･ユー）が代瑞銀行支店長の運転手となり、昱恒（ユーホン）の元を訪れる。篠檸が斉郁と話しているのを見かけた趙らは、早速2人が恋人同士だと噂をし始め、篠檸と昱恒は改めて2人の秘密の関係を周囲に知られないように気を引き締める。婚活ローンの一件は饒静（ラオ･ジン）と趙方剛（ジャオ･ファンガン）の働きで解決となるが、昱恒は現担当者の趙方剛に厳しい処分を告げて……。

趙方剛（ジャオ･ファンガン）への厳罰処分に不満を感じていた篠檸（シャオニン）だったが、昱恒（ユーホン）から処分の本当の理由を聞かされ、彼が開発1部や部下を守ろうと真摯に対応していたことを理解する。仲直りをした2人は同居を再開し、昱恒は自分の言葉足らずなところ改善しようと努めるも、趙方剛との溝は深まる一方なのだった。そんな折、篠檸は同窓会で陸思靖（ルー･スージン）と会うことになる。

昱恒（ユーホン）は饒静（ラオ・ジン）と趙方剛（ジャオ･ファンガン）、そして篠檸（シャオニン）に顧客接待の同行を命じる。渋々同席した趙だったが、そこにはテクノパークの姜（ジアン）社長が現れ、趙方剛の抱える不良債権の不動産の売却にも繋がる話がまとまっていく。昱恒が趙を助けたことを嬉しく思った篠檸は、昱恒への心の距離を少しずつ縮めていくのだった。翌朝、篠檸が出社すると彼女宛の大きな花束が届いていて驚く。

陸思靖（ルー･スージン）が篠檸（シャオニン）に復縁を申し込むのを目の当たりにした昱恒（ユーホン）は、車の中で陸思靖からの電話に出ようとした彼女に、キスをして会話を留めさせる。咄嗟の行動を謝る昱恒に、篠檸は陸思靖の言う事なんて気にしないでと伝えるのだった。その後も陸思靖の着信を無視していた篠檸だが、饒静（ラオ・ジン）はビジネスだと割り切り、彼を仁済病院の顧客として扱えと諭す。

人事部からのお祝いで、昱恒（ユーホン）の誕生日を知った篠檸（シャオニン）は妻失格だと驚く。昱恒の願いで、退勤後に一緒にケーキを作ることにした2人が、家の近くのスーパーで買い物をしていると、趙方剛（ジャオ･ファンガン）の声掛けに賛同した開発１部の仲間たちが、一緒に昱恒の家で誕生日を祝いたいと集まってしまう。とっさに身を隠した篠檸は、昱恒と協力し同居の証拠隠滅に奔走する。

ロビー担当で篠檸（シャオニン）の同僚だった唐羽卉（タン･ユーフイ）が開発1部にやってくる。学歴もコネもある彼女は、派遣の篠檸を見下していた。そして大学の先輩である昱恒（ユーホン）に積極的なアプローチをして、篠檸を不機嫌にさせるのだった。その夜、唐羽卉が皆を招いた食事会に出席した篠檸は、唐羽卉にまとわりつかれる昱恒にあてつけて、趙方剛（ジャオ･ファンガン）の友人を紹介してもらう約束をする。

斉郁（チー･ユー）と復縁し、凌惟依（リン･ウェイイー）が上機嫌な一方で、ひょんなことから唐羽卉（タン･ユーフイ）が昱恒（ユーホン）の憧れの人だったと思い込んだ篠檸（シャオニン）は、不安になっていた。彼に惚れたなら、情熱的に攻めるべきだと凌惟依にアドバイスをされた篠檸は、正社員試験の勉強を教えてくれていた昱恒のほほに、思い切ってキスをする。そして昱恒の唐羽卉への本当の気持ちを聞いた篠檸は……。

正社員試験を控えた篠檸（シャオニン）を、昱恒（ユーホン）は献身的に支える。そして年越しの日、篠檸は無事に試験を終える。その頃凌惟依（リン･ウェイイー）は、斉郁（チー･ユー）に呼び出された日没の見える場所で、特別なプレゼントを受け取っていた。一方、昱恒と付き合って初めての年越しを高級レストランで過ごしていた篠檸は、彼から話したいことがあってここに来たと言われ、期待を高めるが。

正社員試験に受かり、次の課題である顧客の開拓に向かう篠檸（シャオニン）は、西海鎮にある造船所の楊（ヤン）社長に融資の営業をしようと考えていた。饒静（ラオ・ジン）のサポートを受け、一緒に西海鎮へ出張に向かうと、そこに唐羽卉（タン･ユーフイ）が現れる。そして自分のコネを使って楊社長と交渉し、契約を奪われてしまうのだった。深く落ち込む篠檸の前に、思いがけず昱恒（ユーホン）が現れて……。

唐羽卉（タン･ユーフイ）の契約の手伝いで西海鎮にやって来た趙方剛（ジャオ･ファンガン）は、偶然にも饒静（ラオ・ジン）が西海鎮の出身で、既に両親が他界していることを知る。そして本当は孤独が嫌いな彼女を、気にかけるようになっていく。一方の篠檸（シャオニン）は、昱恒（ユーホン）から教えてもらった引っかけ釣りをきっかけに、釣り好きの楊（ヤン）社長と会って直接交渉するチャンスを獲得し、唐羽卉から顧客を取り戻すのだった。

饒静（ラオ・ジン）と趙方剛（ジャオ･ファンガン）にホテルで見つかった昱恒（ユーホン）は、出張のついでに来たとごまかし、篠檸（シャオニン）とその場を乗り切る。その頃、凌惟依（リン･ウェイイー）は斉郁（チー･ユー）を父親に紹介するが、斉郁が警官の採用試験に受かるまでは2人の関係は棚上げとなり、斉郁は凌惟依のために最善を尽くすと約束する。やがて春節を迎え、皆が家族と過ごす中、趙方剛は正月用品を抱え一人暮らしの饒静を訪ねる。

春節の大晦日を、凌惟依（リン･ウェイイー）は斉郁（チー･ユー）と、饒静（ラオ･ジン）は趙方剛（ジャオ･ファンガン）と、そして篠檸（シャオニン）と昱恒（ユーホン）は両家揃って迎えていた。昱恒の父が亡くなって以来、久しぶりに家族で楽しい年越しを迎えられた昱恒の母は、篠檸と昱恒にペアの指輪を贈り、2人を改めて祝福する。休暇が明け、篠檸が張り切って造船所の融資申請を進めようとすると、楊（ヤン）社長に犯罪歴があったことが分かる。

造船所の件が没になり、新規契約を獲得した唐羽卉（タン･ユーフイ）が自分より先に営業に昇格したことで、篠檸（シャオニン）は、すっかり自信をなくしてしまう。そんな彼女を、昱恒（ユーホン）は怖いものなしの篠檸に戻してあげたいと力づけるのだった。そんな折、昱恒の父のお墓参りに行くはずだった昱恒の母が倒れる。病院に運ばれ、医師から余命1～2か月を宣告された昱恒は……。

母の病の重さと向き合えず見舞うことができない昱恒（ユーホン）と、失敗から立ち直れず新たな顧客を開拓できなくなっていた篠檸（シャオニン）は、お互いに問題から逃げていることを言い争うこととなり、ケンカをしてしまう。そんな折、開発1部の皆が揃って昱恒の母の病室に見舞いにやってくる。そこで鉢合わせをしてしまった篠檸は、昱恒の母と初対面のフリをするが。

母の病状が安定し、昱恒（ユーホン）は母と篠檸（シャオニン）を連れて父親の墓参りに向かう。久しぶりに帰った昱恒の実家に皆で泊まったその夜、昱恒と母は、父が亡くなった後、互いに理解し合えなくなっていたことを詫び、失った時間を一緒に取り戻すことを約束するのだった。翌日、地元を案内していた昱恒は、篠檸に当時自分の父と家族に何が起こったのかを打ち明ける。

昱恒（ユーホン）の出張中、篠檸（シャオニン）は昱恒の母に習った餃子を作りお見舞いに来ていた。篠檸の腕前を褒めた昱恒の母だったが、篠檸が席を外した間に容体が急変して亡くなってしまい、皆は悲しみに包まれる。葬儀に出席した饒静（ラオ･ジン）は篠檸に、以前から2人の関係には気が付いていたと、昱恒への香典を渡す。帰り道、饒静をお茶に誘った趙方剛（ジャオ･ファンガン）が彼女に想いを伝えるが。

篠檸（シャオニン）と龍虎（ロンフー）ガラスとの商談に同席した昱恒（ユーホン）は日常を取り戻し、母の死の悲しみから抜けだすきっかけをくれた篠檸に感謝する。その後、政府預金の入札に開発1部が成功し、業績が上がった篠檸は晴れて正社員となるのだった。その頃、警察官になった斉郁（チー･ユー）のお祝いに駆け付けた凌惟依（リン･ウェイイー）は、高級靴店でオーダーメイドの靴をプレゼントし、斉郁を困らせる。

国内最大手のリゾート企業惟紀（ウェイジー）グループへの融資を狙い、昱恒（ユーホン）らの開発1部と邢部長の開発2部は競い合っていた。そんな中、営業に同行した趙方剛（ジャオ･ファンガン）は、昱恒の車の助手席で女性物のヘアゴムを見つける。その話を部の仲間にすると、篠檸（シャオニン）の使っていたゴムと似ていると、皆が騒ぎ出してしまう。一方、斉郁（チー･ユー）が靴を返品したことで怒っていた凌惟依（リン･ウェイイー）は……。

唐羽卉（タン･ユーフイ）と恩師の賈（ジア）教授を訪ねる出張に、密かに篠檸（シャオニン）も連れてきていた昱恒（ユーホン）は、彼女に自分の母校を案内する。賈教授の財務顧問としての参画が功を奏し、昱恒は夏（シア）社長との面談の機会を得たが、急遽面会ができなくなってしまう。自分の親のコネで夏社長との面会を可能にできるという唐羽卉は、昱恒に篠檸と離れることを条件に出してくるが。

夏（シア）社長と接触するために、昱恒（ユーホン）はアメリカに発つことを決める。篠檸（シャオニン）は昱恒が国内で夏社長と面談できる機会が得らえるよう、以前カードの不具合を助けて知り合った有名司会者の耿念一（ゴン・ニエンイー）に、彼女の非公表の夫である夏社長との縁を繋いでほしいと懇願する。一度は拒否した耿だったが、篠檸が仕事のために秘密にしている昱恒との関係を打ち明けると。