まめまめちゃん

救命病棟24時 第2シリーズのまめまめちゃんのレビュー・感想・評価

救命病棟24時 第2シリーズ(2001年製作のドラマ)
4.6
リアタイで一度見てて、今回久しぶりにTVerで再度見てる。
ヒロインが松雪泰子のこのシリーズが唯一好きだった。他のは全くリアリティがない&謎に松嶋菜々子推しが無理で全部途中で見るのやめてる。

その松雪泰子。心臓外科教授の嫌がらせにより突然の救命への異動。救命はバイ菌だらけだから私服ワンピースとかやめたほうがいいんよね。ついでに単独行動多めで救命に相当迷惑かけてるよね。でも、嫌だ寝不足だ肌が荒れると独り文句を言いながら、自分の得意分野を目の前の患者に合わせて乗り越えていく姿はリアル。

江口洋介のオレオレ感は他のシリーズより控えめで好印象。このシリーズのチームは雰囲気が向上心があったし好きだった。そして渡辺いっけい医局長に涙。

あれから20年以上も経った今見ると、コロナや地震の影響で医療も様変わりした。マスクと消毒ないのなんて違和感だし(引き出しに取っとく人ヤバい)、お風呂入らないとか、つま先の出たサンダル、ナースキャップ、酸素ボンベ持って走る(落としたら爆発する)、点滴台の足が少ない(倒れる)などなど、ある意味幸せな時代の救命。

救命はドラマになりやすいけど言うほど偉くない。ひとまず処置して各科に割り振るのがお仕事。診断して治療して退院させる科がどれほど頑張っているかは残念ながらこのドラマからはわからないだろう。またこんな悠長に患者と関わる暇は医師にはないだろう。
そんなエモい部分も比較的少なめで、真面目なお仕事ドラマで秀逸だったと思う。