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コブラ会 シーズン1のShinMakitaのレビュー・感想・評価

コブラ会 シーズン1(2018年製作のドラマ)
2.5


1984年、カラテ大会の決勝でダニエルの「鶴」を食らって敗北したジョニー・ロレンス。中年となったいま、安アパートで酒びたりの日々を送っている。裕福な継父に絶縁され、修理屋として生計を立てていたが、ある日災難がいきなり降りかかってきた。客のクレームで修理屋をクビになり、コンビニで因縁をつけてきた不良を倒したら傷害で逮捕され、挙句に唯一の財産であるポンティアック・サンダーバードを当て逃げされてしまったのだ。レッカーを呼ぶと、クルマは地元で最大手の車両販売・修理店「ラルーソ・オート」に運ぶという。そこは、あのダニエルが経営する店だった。クルマをこっそり受け取りに行くと、運悪くダニエルと再会してしまう。成功しセレブとして名を馳せているダニエルに修理代を無料にしてもらい情けない思いを抱いたジョニーは、発奮して再起を決意。なけなしのカネを叩いてモールにカラテ道場を開き、師範となったのだ。その道場の名は「コブラ会」という…




配信された「コブラ会」を早速鑑賞。「ベスト・キッド」の復習を勧めはするけど、当時のフッテージがバンバン出てくるのでアマプラ未加入でも大丈夫です。




笑えて泣けて熱くなれる最高のドラマ。偶然にもジョニーがミヤギばりの「先生」になっていくんだけど、時代についていけず、弟子のミゲルに助けられてばかり。その悲哀が笑いを誘います。常に乱暴なジョニーが、コブラ会永久追放からの復活に奮闘するのも熱かったですね。一方のダニエルも、セレブなりにトラブル続発で大変です。5話でミヤギさんの墓参りに行って、また道着を身につけるダニエルにグッときちゃったなぁ。そして10話、大会エピソードの興奮!からの虚しさと驚愕…



SNSいじめや学校教育の変化、Facebookのリテラシー、若者と80年代人間との意識ギャップなど、今でこそのドラマと言えますな。いくつになっても人間は変われるというテーマで、どの年代にも楽しめること請け合いです。ぜひ!
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