ShinMakita

トンネル -復讐の執行人のShinMakitaのレビュー・感想・評価

トンネル -復讐の執行人(2017年製作のドラマ)
3.0


…どちらか選べ。彼女の命か、他人の命か。




イギリス海峡で、一隻の小型船が炎上しているのが見つかった。ケントの港で現場検証にあたったカール・ローバックと同僚のボロウスキは、焼け焦げたオモチャと船底に閉じ込められていたディプラという男を発見する。ディプラがフランス人の人身売買業者であったことから、イギリス側は身柄をフランスに引き渡すことに決定。遺留品から、「商品」であった子供たちが消えた可能性もあり、ローバックはまたもエリーズ・ワッサーマンと組んで捜査に当たることに。しかしそんな時、フランス-イギリスを結ぶユーロトンネル内でネズミの大群が暴走し整備員が重傷を負う怪事件が発生する。

オモチャに残された痕跡から船にいた子供が難民少年ファリドと判明。捜査を続けるローバックたちに、ケントに住むカーヴァー家から3人の子供たちが消えたと知らせが入る。子供たちの寝室には代わりにファリドら3人の難民児童が残されていた。カーヴァー家の子供らはすぐに入国審査施設の洗濯籠から見つかり、その手に残されたタブレットには犯人の作った動画が残っていた。それは〈ハーメルンの笛吹き男〉を描いたアニメーション。その中で犯人は、「サバン・カサノヴィッチを見つけろ。さもないとまた笛を吹く」と犯行予告を残していた。

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「THE TUNNEL」S3


スピードが増して次々と謎が提示されるシーズン3。序盤はトンネルが関係ないんだけど、まさかのネズミ大暴走でトンネルが出てきて度肝抜かれました。そしてユーロトンネル以外にも、いろんなトンネル(遊具のトンネル、クライマックスのトンネルなど)が出てきます。
全編ずっと、誘拐殺人犯「ハーメルンの笛吹き男」に翻弄されるローバックとエリーズ。ローバックは家庭が破綻して離婚。エリーズは過去の誤認逮捕で傷つき苦悩しています。2人が対立してしまうのも初めてで、関係性が変化するのも見どころ。そしてラストの究極の選択。
こんな終わりは嫌だったけど、これ以上ない終わり方。…泣けます。

シーズン1から一気に見るのが本当オススメ。ぜひぜひ。
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