「父さんは我が子達の幸運を妬んでいる」
「お前は取るに足らない」
金持ちの、特権階級のドラマを見て良かったと思えるやり取りだ。これほどの角度とリアリティを持った瞬間はない。
しっかりドラマ全体がデザインされてた。急に顔にズームするのに慣れてしまえばこっちのものだ。とにかく顔を見ても何を考えているのかわからないものであり、それがドラマを加速させている。
家族内で波乱が起こったら、なぜか家族ぐるみの集まりが発生してしまうのが特権階級ならではであり、もはやそれしかないのだか、こんなに素晴らしいものはない。ハーシュがそれをどれだけぐちゃぐちゃにするのかもまた、楽しみが増えるところ。セラピストがそそのかされて大怪我してしまうの最高だった。
大勝負を打つときくらい薬は断ちなさい
