RISA

ウォーキング・デッド8のRISAのレビュー・感想・評価

ウォーキング・デッド8(2017年製作のドラマ)
3.5
対ゾンビでなく対人間の戦争回。

前シーズン同様ニーガン色強めの
(もはや主人公級の存在ニーガン笑)
なかなか大きな進展のない絶望的な
印象を受けるけど、最終話で一気に
展開していって、少しすっきり。

とはいえここにきて思うのは、、
リーダーニックが貫く正義感。

ヒルトップのマギー。
王国のエゼキエル。
聖域のニーガン。
ゴミ山の女の人。笑
色んなコミュニティーのリーダーが
いるなかで、一番正しいというか
個人的に共感できる正義をもつのが
リックなんですよね。
迅速かつ正確な判断力と
正しいタイミングでの行動力。
そして守るものがいるからこその
強さと優しさを兼ね備えていて、
過去に縛られることなくきちんと
希望や未来を見据えている。
っていうのがリーダーニックの偉大さ。

比べてマギーはどうしても夫グレンの
死から立ち直ることがなく、
(その悲しみが強さになってるような)
ヒルトップの人々を守るということより
ニーガンへの個人的な復讐を
コミュニティを守る戦いと言付けて
成し遂げようとしているような印象だし
王国のエゼキエルもやっぱりどこか
綺麗ごとというかなんか希望ばかり
並べて訴えかける姿が個人的には、
あまり好きではないし、
ゴミ山の女の人も結局は自分の
コミュニティを守るために
その場その場で強いものに服従する
っていうのが良くは思えないからなー。

となると絶対的権力を振るうニーガンは
人の恐怖っていう絶対的な倫理をもって
強くもバラバラだった軍団を束ねて
ニーガン軍団を手にしたわけだけど
結局のところ、真の部分ではニーガンを
尊敬する人だけではなくて、
大きな恨みをもつ人もいるから、
反発する人や敵を作ってしまう訳で。

だからやっぱりリーダーリックの
正義感を尊重すべきだし、
どうにかリックやカールの想い描いた
未来を実現してもらいたいなー。
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