はんそく負け

ウルトラマンマックスのはんそく負けのレビュー・感想・評価

ウルトラマンマックス(2005年製作のドラマ)
3.6
再見。オリジナル怪獣が頻出する序盤、東映文脈の利用や三池崇史・実相寺昭雄の登板が嬉しい中盤を経て、終盤は小中千昭の参加でダークな面も取り込むというバリエーション豊かな構成。正直回によって出来に開き(好み)はあるが、面白い回はすこぶる面白い。なので迷うがベストは27話「奪われたマックススパーク」。監督:八木毅、脚本:小中千昭。ティガ〜クウガ〜ネクサスのダークなビジュアルの集大成みたいな回。冒頭の警察ガサ入れ場面からして素晴らしく、宇宙船内のエロティックなショットにも感動。本放送は大晦日らしくて、生で見てたら最高の年越しを迎えられただろうなと思う。
他もちろん三池監督回も傑作。シリアスな15話とギャグの16話で黒白どっちの三池も楽しめてオススメ。ベテラン村石宏實は実写とミニチュアの合成が見事で特に3話が素晴らしい出来。他では見かけない名前だが、村上秀晃という人の17・18話も結構良かったと思う。金子修介では11話が良かったかなー。…等等、いろいろ語りたくなってしまう作品でした。