RISA

Marvel アイアン・フィスト シーズン2のRISAのレビュー・感想・評価

3.5
ー偶然は振り返れば運命に感じる。

前作では、ダヴォスの怪しい思惑で
幕を閉じていた訳だけど本作では、
●ダニーとダヴォスの過去と今
●ジョイとワードの新たな関係性
●新たな脅威、メアリー
を中心にストーリーが展開されて
最後は予期せぬものだったな〜

本作のテーマとして感じたのは、
兄弟、家族愛や師匠と弟子の関係性。

兄弟であれば、
ダニーとダヴォスにジョイとワード。
お互いに敵対してしまうと、
弱みを知り尽くした大きな脅威になるし
存在が近いからこそ相手への憎悪の念が
大きくなってしまうのかなと。
ただ育った環境や共有した時間によって
相手への“赦し”や“愛”もあるようで。

正直、本作のジョイやダヴォスも
同情してしまう部分があって。
ジョイに関してはお兄さんを理解する
時間が必要なのにお兄さんは、
自分を赦してもらいたい一心で
ジョイを理解しようともしないし。
ダヴォスに関しても、
親友に夢を取られ家族と故郷を無くして
行き場のない孤独と無念を晴らすため、
“自分の生きる意味”としての選択に
ダニーが立ちはだかる訳だし。
観ていてとても心苦しいんだよね。

そして、師匠と弟子でいえば
ダニーとコリーン、ダヴォスと子ども達。
ここに愛は存在しなくて、あるのは忠誠。
コリーンがその関係性に抵抗したときに
「仕方ない。」といったダニーが
ものすごく嫌いだったな〜笑
(基本、ダニーって精神年齢10歳児。笑)
ダヴォスに関して子どもたちに忠誠を
誓わせていたけどよくよく考えてみたら
ダヴォスは父親や母親とも
アイアンフィストという目的のために
幼くして親子関係を切られて師匠と弟子の
関係を築き上げてきたのよね。
とはいえ、ダニーが作中に投げかけた
「2人の決闘試験のとき、僕がダヴォスに
トドメを刺させなかったのはなぜだと思う」
という問いの通りどこかで父親としての
愛がダヴォスを救ったんじゃないかなって。

とはいえ、ダヴォスの行為は許し難いよね。
ここから少しネタバレになるかもしれないけど

“拳のパワーを奪う”っていうのは、
正直アイアンフィストへの冒涜だと思うし、
その力を借りて街の悪党たちを
(しまいには中立の立場にいた人までも)
殺めてしまうっていうのは完全な自己満足。
それにジョイも新たな存在、
メアリーを引っ張ってきて都合よく使って
縁を断ち切ろうなんて虫が良すぎるよね笑
でもそんなこといったら、
作中に彼女がいったように
「行動で人を判断するのは簡単よね」と
反論されそう。笑

あと個人的には、
拳の責任を他人に押し付けたダニーが。笑
考えてみれば、
ダニーもクン・ルンの出身ではないのに
ただ自分意外に失うもののない強さだけで
アイアンフィストに選ばれてしまった
というある意味、可哀想な存在だろうけど
それを使いこなせないからって理由で
手放す選択をするっていうのもなと。
結果として拳を与えた人もまた、
クン・ルンと繋がりがあったからまだしも
突拍子もない考えや行動が理解しがたい笑

そしてなによりメアリーの存在ね。
これは、スピンオフが出来そうだな〜と。
過去が気になるし、“あの彼女”の存在が
どうしても気になってしまう。

アイアンフィストは本作で
打ち切りになってしまったみたいだけど
最終話では“彼の拳の謎とメアリーの今後”
についてしこりが残ってしまったから
どうにか結末を見せてほしいな〜