『美しい人』、好きすぎて2年に一回は見ているような気がするなあ、、（笑）
岬先生とみゆきさんの関係性も勿論美しくて危うくて惹きつけられるのだけど、二人の関係性というよりも岬先生という個人の辿る道筋がこの物語の核心部分かなあと。そういう意味では私の中での位置づけはラブストーリーではないかも。（考えてみると野島さん脚本の作品は他のものもそんなふうに感じるものが多い。）
しなやかで温厚だがユーモアや気だるさも兼ね備えていて。皆を惹き付けるこのバランスの取れた人格はきっと色々なことを乗り越えたからこそのものなのだろうなあ、と岬先生を見ていると感じる。実際彼は重い過去を背負っていることが徐々に明らかになる。そして、それらを乗り越えたはずの彼なのに、また崩れ落ちてしまう。この流れが人間の表層と深層をものすごく見事に描き出しているなあと思ってしまう。し、この部分の危うさこそが美しくて、だから岬先生は"Le bel homme"なのかなあと。
あと忘れてはいけないのが村雨刑事と純！和製レオンか！？というような雰囲気で好きだな〜。
