ねまる

神様、もう少しだけのねまるのレビュー・感想・評価

神様、もう少しだけ(1998年製作のドラマ)
4.2
TVer、配信ありがとう。
ずっと観たかった作品。

配信期限の問題で、3話から観たのだけど
再生した途端から涙が止まらない。

真生ちゃんが抱いている感情を考えるだけで、もう涙腺が。
深キョンの演技で1番良い。叶野真生ちゃん。
彼女を最近の芸能人なんかよりさらにスター感がある石川啓吾が好きになってしまう気持ちが分かる。

最近って芸能人がある意味身近なところにまで降りてきたなって当時の金城武とかみると思いますね。

「死ぬときは俺の腕の中で死ね。
 俺がおまえを抱いて看取ってやる。」

ですよ!こんなセリフ"スター"じゃなきゃ言えないし、きゃーってなれないよ??

台詞があまりにも強過ぎるのだけど、
真生を中心としてみんなあまりに真っ直ぐで全身全霊だからこそ、それをクサく感じない。お笑いにならない。むしろ泣ける。
これってその台詞に至るまでの脚本、演出、演技が確立されているからなんだよね。

「自分の人生の責任は自分しか持てない!」
戻って1話を観た時に改めて、泣くほど感じるしかなかった。その運命にたどり着いたのも選択。後悔はないと選んだ選択。

真生ちゃんが選んだ行動で、真生ちゃんが得たものの結果で進んでいく。
彼女は本当に生きている。
だからこそ私たちは真生に惹かれる。
命を燃やして生きる彼女に。

確かにいろんな無理はある話なんだけど、
そんなの超えて、生き生きとしたキャラクターたちと、熱量に魅せられたドラマだった。
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