まめまめちゃん

13の理由 シーズン1のまめまめちゃんのレビュー・感想・評価

13の理由 シーズン1(2017年製作のドラマ)
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高校生のクレイが片想いしていた美少女ハンナが自殺してしまう。
クレイはハンナ自身が生前に録音したテープをたまたま聴く機会があり、ハンナの身に起こったいろんな事件を知る。そのテープの存在がクレイの周りに新たな事件を起こす。クレイが過去のハンナを目の前に登場させ動かせることで私たちに何が起こったのかを見せ、それらについてクレイがどう感じ、またテープの存在を知っている当事者たちがどう行動するのかを見せてくれる物語。

たしかに大切な問題を丁寧に扱ってるなとは思う。
8まで見て、あまりの冗長さ、テンポの悪さに正直辟易して、一旦見るのをやめようと思う→結局その後全部見た。見たけどもねえ。

クレイやその周りのテープに登場した人物たちがいつまでも煮え切らない。後悔、反省、成長などしないどころか、クレイ自身が見る風景が幻覚や幻聴になることもあり、一向に物語が進まない。つまり物語が中盤以降にさしかかってもまだハンナがほぼ一方的に被害者で、こんな悪意しかない集団の中で相変わらずひとりぼっちなのだ。今のところ気持ち悪さしか湧いてこないし、クレイも動揺してばかりで一体何日経過したのかもよくわからない。

当初抱いていた被害者と加害者が紙一重な感じや、ちょっとしたボタンのかけ違いへの共感なんてのも、正直クレイへの嫌悪感が先立ってきて薄れてきた。やはり物語にリズム感は不可欠。気持ちをリセットして改めて見ようと思う。もちろんシーズン2にも、テンポの良さを望む。