自己満足点 74点
自ら命を絶った学校の女子生徒から、主人公宛てにカセットテープが送られてきたことがきっかけで、主人公や彼女の周りの人物が巻き込まれていくと同時に、何故自殺をしてしまったのかを探っていく物語。
このドラマは半年ほど前に視聴したのですが、かなり衝撃的な内容なので今思えばあの"例の出来事"が起こった7月に観なくて正解だった気がします。
ショッキングな場面もあるので、一部の話では「ショッキングな場面があります」という注意テロップがあるくらいです。
それはそうとして、
内容は何故そういう展開になっていったのかが徐々に明かされるストーリー展開は面白いし、各話ごとにキーパーソンが変わっていくので、比較的飽きずに観ることが出来ます。
また、それぞれの人物達がささいな行動が一人の人を傷付けてしまうという残酷さを描いており、中には結構胸糞なことも起こります。
ただ、その中では登場人物の知られたくない秘密等も関わっています。少し詰め込み過ぎな気もしますが、色々と考えさせられる事も多いです。
そして、主人公もそのテープに関わっていますが、自分が何をしたか解らないという怖さと気が気でない心情が映像を通して伝わってきて、その真実が知ったときの主人公の後悔が痛いほど伝わりました。
ちなみに、主人公クレイを演じた俳優はどこかで観たことあるかと思ったらドゥニ・ヴィルヌーヴの「プリズナーズ」でヒュー・ジャックマンの息子を演じてました！
一人一人の些細な出来事をエピソードごとに描かれていきますが、正直全13話まで観るのは結構疲れました(^_^;)
と言うのも、やはり彼女が死んでしまった事を理解した前提で彼女の自殺理由を丁寧に描いていくので結構重かったです。
また、13話で描くドラマですが、正直長いです。
色々な人物の秘密や社会問題等を入れ込んだ事により13個になったと思うのですが、詰め込み過ぎた事によって長く感じてしまいました。
一つ一つのエピソードは面白いものは多いものの、何話かはそんなに面白いわけでは無かったので、少しダレる事もありました。
とは言え、海外のドラマをそんなに観ない自分でも内容には満足出来ました。
色々と語りましたが、観て良かった作品です。
