Relishi

君といた夏のRelishiのネタバレレビュー・内容・結末

君といた夏(1994年製作のドラマ)
2.3

このレビューはネタバレを含みます

始まりは良かった。
全ての片想いが純真に満ちていた。
ヤンキーのような容姿の朝美が、化粧を落とした姿を入江に見られた時、そっちのほうがいいよ、という入江の言葉に化粧をやめて、自分の素顔を好きになり始めたり。
まだ強がりな無垢な女の子だったのに、後半からどんどん北川悦吏子らしいとんでもないヒロインになっていった。

憬子への思いを封じてでも、朝美を選ぶと固く決めた入江を、本気で愛してくれないと嫌だとどなりちらす朝美。
いつか必ず本当の愛を朝美に示そうと、葛藤しながらも無口に努力する入江が可哀想だった。
そして、嫉妬や喪失感にかられた朝美は、人の家のガスコンロを付けっ放しにして、行方をくらまし、トラックの前に飛び出し自殺未遂。。。
申し訳ないけれど、観ていて憤慨しそうになりました。

ここまでこじれてしまったからにはもちろんラストはこうなるはず。
それぞれ未来に出会うであろう最良の人のための、一夏の学びの恋だったのだと思って納得させました。

このドラマと切っても切れない、松任谷由実の主題歌は、非常に効果的で、このドラマに切なさを与えてくれています。
Relishi

Relishi