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THIS IS US/ディス・イズ・アス シーズン6のlaszloのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

This is us シーズン6 2021年 アメリカ
監督 ダンフォーゲルマン

いつもアメリカの連続ドラマを観ると思うのですが
日本のドラマと違って終わりが決まってないので観始めるのに結構躊躇します
性格的に観始めると最後まで観ないと気が済まないのですが
続けるうちにまだまだ観たいと思う作品とちょっとダレて来たなと思う作品に分かれて来ます

この作品は亡くなった父親と過去の家族のエピソードにこだわり過ぎて
無理矢理ピアソン家にまつわるエピソードを作り過ぎた感じがしました
もう少し現在の子供たちの活躍にフォーカスしてその陰には父親の教えがあった程度にして
最後のシーズンぐらいはもっと未来に目を向けた心踊る物語にしても良かったのではないでしょうか?




この後は自分自身のために記したあらすじと最後に自分勝手な感想が少し綴られています

エピソード1
1986.1.28スペースシャトル”チャレンジャー“は打ち上げに失敗
ジャックとレベッカは子供たちの心のケアに腐心
ケヴィンは結婚しなかったマディソンと子育てのためガレージで同居
昔ケンカ別れしたシッターマンの監督からオファーが
2年前ランダル家に押し入った強盗デヴィッドは捕まるが面談したランダルは強盗の素性を憐れんで保釈を請求
シェルターで会う約束をするがデヴィッドは来ない
ケイトは仕事を続けてトビーもサンフランシスコに就職
ニックは昔の彼女サリーが近くにいると知ったけど何も出来ずに愚痴るばかり
レベッカは昔好きだった列車の最後尾の車両の名前が思い出せない
小康状態だった病状は脳に老人斑が形成

エピソード2

レベッカとミゲルはニックを連れてサリーを探す
探し当てたサリーは既に結婚していた
5人で食べることになった気まずい夕食
起きることのないことを心配して失う時間があると言うミゲル
思い続けた永い時間が決して無駄ではなかったと言うニック
昔のことを語り合うレベッカとサリー
忘れたフリをしていたサリーの部屋に想い出の夜の自分の後姿の写真があるのに気付き納得するニック
レベッカとミゲルのことを許しそして東部に帰る飛行機でイーディーと出会う

デジャは両親に内緒でマリクの居るボストンへ
課題の時間がないと嘆くマリクに惜しげなく2時間を与えるデジャ
行きの飛行機で若い頃の恋は人生を変えると言われ帰りの飛行機でそう思う

エピソード3
庭先でバーベキューしているケイトの息子ジャックには辛い記憶が蘇る
パパジャックは子供たちを連れて映画に
ケヴィンが迷子になりレベッカに助けられる

トビーは遠距離勤務で四苦八苦

ケヴィンは別居子育てに不満が募る

ランダルはボストンに黙って行ったデジャの嘘に苦悩するけど成長したことを認めて受け入れる

エピソード4
ジャックの母親が死ぬ
葬式のため家を訪ねると隣にパートナーがいたことを知る
酷い父親が居たあの家をやっと抜け出して母親は過去を忘れられたかどうかわからないけどこの家で母親に優しくしてくれたみんなに感謝すると言って弔辞を終えた

エピソード5
ミゲルは友達としてレベッカの家に入り浸り
ケイトに指摘されて二人で集団見合いに参加する
レベッカはそこで子供のPTA仲間マットディクソンと再開する

遠距離で働くトビーとケイトのスレ違いは激しくなっていく

ケイトは症状が進むレベッカに子供の世話はこれ以上させられないと気を使うがレベッカは却って気を落とす

マディソンの中でイライジャの存在がドンドン大きくなって行く
寂しいケヴィンはキャシディーに電話して建設現場に誘う
手を繋ごうとするが断られる

ニックはCAイーディーと付き合っているが自分に自信を持てない

マリクはランダルの家に夕食に呼ばれデジャは高校を早期卒業してマリクと暮らすと家族に打ち明ける

ケイトはレベッカにジャックにピアノを教えて欲しいと点字の楽譜を渡し昔から繰り返してきたように二人はまた和解する

エピソード6
1歳半まで歩かなかった島娘ベスは歩く前にパーティーの曲を聴いて踊り始めた

ベスは生徒の1人ステイシーに目を掛ける
舞台の途中で倒れたステイシーに駆け寄り優しい言葉を掛けるベス

ケヴィンはマディソンと新しい彼氏イライジャそしてケイト夫婦を誘ってランチ
感謝祭に山小屋に来いとしつこく誘うがマディソン達は乗り気でない
最後にはイライジャに僕が居なくなると期待してるなら長いこと待つことになると言われる

レベッカは感謝祭の日にマットを家に連れて来て誰も居ないと思ったって(訳ないでしょ⁉︎)

若い頃ソフィーを置いてロサンゼルスに行ったケヴィンはソフィーに不義理をする

小さい頃のバレエの先生にレストランで偶然会ったベスは何も言えなかったけど自分も指導する立場になってモヤモヤがハッキリして思いの丈を電話で話す
先生のせいで一度失った踊りを指導することによって取り戻したと
そしてステイシーからはバレエ公演の招待状が届く

トビーは感謝祭で自宅に戻っているが仕事の電話ばかりしている

エピソード7
感謝祭のパイを焼くレベッカ相手は結婚前のジャックだったり小さい頃のケイトだったり大人になってからのケイトだったりする

食事の後に子供たちに話があると言うレベッカ

ケヴィンはレベッカに頼まれたジャックの設計した家の予定地に皆を連れて間取りを説明する

ジャックが亡くなって2年経った感謝祭にレベッカはマットをミゲルはマルグリートを誘う
連想ゲームで見せた2人の思い出話の多さから2人も周りの人達も2人の絆を改めて気付かされる

トビーはケイトがジャックに与える食事に注文
砂糖の摂り過ぎと批判
誰が聞いてもトビーの意見の方が正論だけど2人の溝は埋まらない

気持ちに気付いたレベッカが口を開こうとするとミゲルはヒューストンに引っ越すと告げレベッカは泣く寄り添うのはケイト

ケイトは皆を集めて要望を話す
家族以外の部屋がなかった家に介護人の住む部屋を作って欲しい
介護についての方針は全てミゲル
もしその時ミゲルがこの世に居なかったらケイト
(もしケイトに頼むならミゲルとの介護方針の話し合いの場にケイトも居ないと無理だよね)
そしてなによりも病気の母のために人生で何かを諦めないで欲しいと

エピソード8
若いケヴィンは感謝祭で酔って閉鎖されるプールに行き子供の頃を思い出す
飛び込んで排水溝を触りたいと言ったけどジャックに泳ぐのを覚えるのが先だと言われたこと
そして自分の不義理でソフィーと離婚したことで落ち込んで俳優も辞めたいと言う

ケヴィンはマディソンの居ない中まだ赤ん坊の双子を連れて別荘に行く
周りの心配をよそに飛行機に乗るが泣く双子と臭いでファーストクラスの乗客は思わず顔をしかめる
ケヴィンは到着するなり工事の不手際でキャシディーを非難一時険悪になるもスグ和解

ニックとイーディーとみんなでゲームをしたり踊ったり楽しい夜を過ごし

山荘で寝た後にキャシディーが自動車で事故をしたと連絡を受けニックと2人で病院へ
命に別条はないと言う医者の言葉に安心する能天気なケヴィンに対して戦争によるPTSDによることを知っているニックは思ってる以上に大変なことを伝える

ニックは帰るがケヴィンは一晩中キャシディーに付き添う

目が覚めたキャシディーはケヴィンに夜眠れなくなって気持ちを落ち着かせるために車を運転することを話す
あの夜は楽しかったから終わらせたくなくて走り過ぎて事故をした

ニックは朝病院に戻りキャシディーに退役軍人省には優秀なカウンセラーが居ると教える

退役軍人に優秀な建築家が居ると知ったケヴィンは他にも家を建てて退役軍人をもっと雇いたいと話しニックにお前は一体いくら持ってるんだと突っ込まれる

子供に慣れ自分の行いに自信を持ったケヴィンは帰りの飛行機で双子を泣かすこともなくファーストクラスの乗客は皆笑顔に

エピソード9
始まりはまた子供の頃のプール
今回はケイトの話
レベッカと居てもジャックと居ても怖がってプールに入れないケイト
大人になって閉鎖されたプールに来た3人は外から鍵が掛けられ閉じ込められてしまう
3人は金網を乗り越えようとするけどケイトはやはり怖くて登れない

トビーに呼ばれてサンフランシスコに遊びに行くことになったケイト

行く前にマディソンに昔のダサかったトビーとデートしてるところを最近良く夢想すると打ち明けサンフランシスコに昔のトビーが居るよと言われて納得

仕事で迎えに来れなかったことを怒るケイトだったけど家に着いて子供の作品や家族の写真が飾ってあるのを見て気持ちが和む

トビーがガイドブックに一生懸命付箋を付けて1日のスケジュールを考えていたのを一瞬で却下

家を見せたいとトビーに売家を案内されるも突然のことで動揺

社長の自宅パーティーに行くためリフト(創業がサンフランシスコらしい)を呼ぶけど上手くマッチングしない
近いと聞いていたので歩いて行けば良いとトビーに言うもその先には長い坂道があり自分に気を遣ってることに気付いてそれさえも悪く捉えるケイト

社長の家で会社のみんなに慕われ頼りにされているトビーを見てそれを誇るのではなく嫉妬するケイト

社長からトビーがLAでの仕事を断って自分の会社残ってくれたことを感謝してると聞かされてケイトは激怒 サッサと家に帰る

家に帰ってから2人は大喧嘩
お互いの価値観とお互いに期待するものが違い過ぎて話はただの言い争いに

翌朝トビーは謝り再度サンフランシスコに来て欲しいと頼むけど即答せず外の空気を吸いたいと出て行くケイト

昨日見た坂を登り自分は昔の自分と違いやれば出来るんだと思ったケイト
トビーに相談もせずその場からスグ別の仕事を決めるべくフィリップに電話

エピソード10
同じくプールのシーンから
今回はランドルの物語

3人で始めた水泳の練習をやめなかったランダルだけが上手く泳げる

閉鎖されたプールに来た3人
ケイトが金網に登れず困ったところに警官が来て鍵を開けてくれるけどケヴィンの飲酒が見つかり連行されそうになるがランダルが交渉すると解放してくれる警官

その後3人はケイトの働いてる閉店後のダイナーへ行って水入らずの時を過ごす
警官に何を話したか知りたがるケヴィン
ランダルは心配を掛けないようにレベッカに電話

現在の感謝祭の夜デジャにランダルがマリクに別れろ言ったことが知れて激怒されあなたは父親ではないと言われショックを受ける

翌朝デジャがマリクの元に行ったことを知ったランダルを連れ戻すべくボストンへ

レベッカが同行を希望して2人のロードムービーへ
ベスからデジャは無事ボストンに着いたと連絡が入り2人に時間を上げようとアドバイスするレベッカ
2人に時間を与えて自分たちも一泊することにしたレベッカ
上院議員に推薦されていることを聞いて感動
ランドルには子供の時から母親のために良くしてくれたこれからはランドルには自分のために生きて欲しいので介護はケイトに頼んだ

閉鎖されたプールでランドルは警官に私たちは父を亡くして立ち直ろうと苦しんでいる連行されたら母親が悲しむと言って翻意してもらったと話す

ボストンにデジャを迎えに行きマリクとデジャがランドルに謝って事態は収拾
マリクには閉まったドアも開くことがあると回答

感謝祭も終わり家族の問題も解決してランドルは上院議員になるための面会を決意

エピソード11
公園までの道のりを歌でジャックに教えるケイトと見守るトビー
公園で楽しく遊ぶ3人の記憶はジャックの脳裏に深く刻まれます

ケイトの家でミゲルとの結婚10周年パーティーの準備をするレベッカたち

ジャックとレベッカは自分たちの結婚記念日に食事に出掛けるがケイトをお喋り人形と呼ぶシッターを3人で協力してバスルームに閉じ込めてしまう

イライジャがマディソンにプロポーズしようとしているのを知り不愉快なケヴィンだがランダルに嗜められる

ケイトの家で昔トビーが修理したところが水漏れでまた大喧嘩

水漏れで大騒ぎしてる中ジャックは家を抜け出し1人で公園に行ってしまう

長靴がないことに気付いたレベッカは公園で額に怪我をしたジャックを発見して病院に連れて行く

ジャックは無事家に戻るけどケイトはゲートを閉めなかったトビーを責めトビーは家の扉を施錠しなかったケイトを責める

そこに帰ったケヴィンとランダルは昔のようにケイトを庇う
トビーはいつもこうだと言いながら家の中に戻る

シッターの事件ではレベッカは最後に3人が協力したことを喜ぶ
※団結してケイトを守るエピソードとしてはシッターもトビーもどちらかというと被害者の側面があるので共感しづらい

エピソード12
ケイトとフィリップの結婚式当日トビーから電話が掛かりる
結婚おめでとう離婚した日にケイトに言われた言葉の意味が時間が掛かったけど分かったよトビーが言う

トビーはジャックを怪我させた反省から一度断ったLAでの仕事を受けて家族と暮らす

トビーとケイトはカップルセラピーを受けるけどそこにさえ遅れるケイトはセラピストの前でも口論を始める
セラピストから勧められて2人だけの食事をするがそこでも口論してケイトから離婚を告げられる

トビーはカフェで女性と出会う

成人したジャックのコンサートをケイトとフィリップとトビーと女性の4人で鑑賞

離婚が成立した直後トビーはケイトに私たちは離婚したけど私たちの物語は終わらないあなたもいつか分かると言われ
そしてそれが分かる日は来ないと答えていた

最後にトビーは言う今頃になってやっと分かったと

エピソード13
ケイトの結婚式
レベッカの症状は進んでいる
ケヴィンのことを間違えてジャックと呼ぶけどレベッカにはジャックが見えている
若い時日常に飽きて髪を切って後悔もジャックに連れて行ってもらったレストランで弾き語りをした想い出が甦る
周りは披露宴での弾き語りが出来るか心配

マディソンとベスは昨晩ケヴィンに女性の誰かと何かがあったのではとお互いに推理して楽しむ

ミゲルはランダルとワインを楽しむが飲んでる薬で高血圧を指摘されて怒る

レベッカは弾き語りを完璧に演じるそして演奏したのは本作のエンディングテーマ

ランダルに聞かれたケヴィンの女性関係は次回に続く

エピソード14
子供のケヴィンはバレンタインの日に学校でメッセージカードを書いている

ケヴィンはケイトの結婚式で久しぶりにソフィーに会い離婚していたことを知る

結婚式の前夜ケヴィンはシンガーに口説かれキャシディーに親友と言われケイトには昔に戻りたくないと拒否されます

結婚式の当日1人で座るソフィーに近付き何か言おうとしたケヴィンに今度は私の番と言って話し始めます
長いことあなたが成長するのを待っていたけど今成長したあなたが目の前に居るそして自分も成長した
昨晩は取り乱したけど今のあなたと恋に落ちたい

その時ケヴィンが財布から取り出したのは子供のころソフィーに書いたメッセージカード
“ずっと君と一緒だった“と言ってキスする2人に周りは大きく暖かい拍手を送る

エピソード15
ミゲルの物語
幼い頃父親に連れられて一家でプエルトリコからアメリカに移住
差別に苦労した青年期から努力で出世
ジャックやレベッカと出会い
レベッカと結婚して亡くなるまでを駆け足で綴る

その間にもレベッカの病状は進行してビッグスリーは危機感を募らせる

エピソード16
ミゲルが亡くなったことをまだ理解できないレベッカ
介護をどうするか兄弟での話し合いが始まる
ミゲルがいなくなった今となってはレベッカをケヴィンが建てた広い家に1人にしては置けないから自宅に連れ帰るというランダル
レベッカにミゲルの後を託されたケイトは兄弟2人に対する劣等感から最後の決断を出来ないでいたが(こんな時だけ)トビーに相談(?)して心を決めるそしてLAに連れて行くと提案する
最後はケヴィンがソフィーとこの家に引越してニックやイーディーとともにレベッカを介護することになり子供たちと離れ離れにならないようにマディソンとイライジャも近くに引っ越すことになる

ケヴィンの建てた家で残り少ない時を過ごすレベッカ

エピソード17
レベッカがもう長くないと聞かされケヴィンが声を掛けてみんなを集める
意識を失ったレベッカは夢の中でみんなと最後の別れを交わす
死に際に間に合ったケイトともさよならをしてジャックの元へ旅立つ
ジャックが亡くなった夜入れ替わるように助かった男の子マーカスブルックスはアルツハイマー治療薬を作る博士となる
デジャは妊娠してそれがキッカケでマリクとやっと結婚

エピソード18
レベッカの葬式
息子たちはそれぞれの想い出に浸る
そしてそれぞれの道へ進む

この章必要だった?

ちょっと最後はダレてしまった感じがします
このドラマはシーズン3ぐらいでやめてしまっても良いと思います
そこから先は似たようなエピソードの繰り返しで徐々に冷めて来ました

元々エピソード6まで続けることもエピソード6で終わることも決まってない訳だからしょうがないのですがこれだけの尺を使うのですから4世代に跨る壮大な家族の物語を観たかったと思います

そういう意味では原作ありきのドラマの方が鑑賞後の満足度は高いのかなと思いました

結論
シーズン3ぐらいまでは必見ですがその後続きが気になれば見続けても良いけどその後はどこで観るのをやめても後悔はしないでしょう
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