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Marvel ザ・ディフェンダーズのRISAのレビュー・感想・評価

Marvel ザ・ディフェンダーズ(2017年製作のドラマ)
4.5
ー彼は自分を愛するよりもこの街を愛した。

ヒーロー集結。

デアデビル、ジェシカ・ジョーンズ
ルーク・ケイジ、アイアン・フィスト。
今までそれぞれ街を脅かす悪や脅威に
立ち向かってきた訳だけど、
その脅威の点と点が線となり、
その線に導かれて4人のヒーロー達が
大きな脅威に立ち向かっていく本作。

面白かった〜!!
アベンジャーズ集結のときのような
興奮や感動もあったし、
(最初の戦いのシーンは特にね!)
ヒーローだけでなくヴィランも
繋がっていくストーリー展開には
脚本家さんの底知れない構成力に
脱帽してしまうなと。
(どこまで見越してデアデビルの
シーズン1を撮り始めたんだろう、、)

あとはドラマならではの脇役たちへの
スポットライトの当て方が
とても魅力的だったなと。
ヒーローが集結すれば、
ヒーローを支える人も自然と集まって
関わり合う訳で、、
シリーズ作品の垣根を超えて
キャラクターが繋がり合っていくのは
ドラマシリーズならではの感動よね!

さらには、ヒーローたちも
集結して“チーム”になることで
お互いのキャラクター性が
より一層引き立てっている印象で。
デアデビルは、冷静な司令塔だし
ジェシカジョーンズは
突拍子もないようで以外と的確だし
ルークケイジは穏やかな平和主義者で
アイアン・フィストはただの子供。笑

お互いの欠点を補い合う感じもあって
すごくよかったな〜

そして本作でも突如として現れる
別れや分岐点にはっとさせられて、、
(あの彼の死なんて特にね。
あ、彼じゃなくてあっちの彼。笑)

さらには、“師匠と仕える者の関係性”
みたいなものもたくさん見れたな〜。
「崇拝して絶対的に信頼している
師匠が間違っていたとしたら?」
これは現実的には、家族や会社や信条
なんかにおいても言えることだけど、
“自分を作り上げられたものと決別して
自分の信念を貫く選択をする勇気”
ってなかなか持てないものだよなって。
自分が正しいと思える自信もないし、
正しいと思ったとしてもそこに全てを
賭けられるギャンブラーでもない。

街を守る戦いなんて私達からすると
現実味のないことだけど、
“自分がいる社会での日々の戦い”は
皆が日常的に経験していることで、、

だからヒーロー作品って
現実離れしてるようで現実味があって
魅力を感じてしまうのかな〜なんて。

アベンジャーズとはまた違った
少しダークで、だけど人情味があって
ニューヨークという街で守り戦い合う
地球規模のヒーロー物語も
ここから折り返し地点。
どっぷり物語に浸かって堪能しよう〜
RISA

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