西田千夏

ボクらを見る目の西田千夏のレビュー・感想・評価

ボクらを見る目(2019年製作のドラマ)
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恐ろしい。

黒人という身分なだけで何事も決めつけられてしまう。

ひたらすら理不尽な展開が連続するので、
観ながら本当に辛い気持ちなる。

あらすじで既に『無罪の5人が、』と書いてあるので、視聴者からすれば黒幕が居るということが分かる。

でもそこをあえて実話通りに描くことで
より現実の残酷さが見えてくる。

事件の捜査や裁判、概要については前半で描き、後半では刑務所内や出所後の生活を描いている。

無罪なのに有罪の罪で何年もの間、
刑務所に入れられ、本来なら理想通りの時間を送ってたはずなのに…。

失った時間の大きさや重大さを感じさせられ、警察にとてもうんざりしてしまった。

約1時間15分〜30分×4のドラマなので、
ドラマにしては長いが、1週間に1回見れれば丁度良い程度。

某ドキュメンタリー系バラエティに
出てきそうな話でもあるけど、
この手の作品はドキュメンタリー系にすると
どうしても説明が長くなりそうなイメージがあるから、私はドラマで見る方が私は好きかもしれない。