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ウディ・アレンの6つの危ない物語 シーズン1のyukaのレビュー・感想・評価

3.8
久しぶりに観たウディアレンはあまりにこてこてにウディで1話目はお腹いっぱい…と思いながら観ていたんだけど。慣れると面白くなる。

これはドラマである意味があるのか?と一瞬考えて、主人公の仕事とリンクさせてんのかと納得した。

私生活でもあんな喋り方してそう。

目一杯の皮肉詰め合わせを軽快なコメディにするウディらしさ。

家具やファッションが最高にいけている。車もかっこいい。
今はまだ色を着こなせる自信がなくてモノトーン大好き人間だけどおばあちゃんになったら色遊びをしながらファッション楽しめるようになりたいなと改めて思った。男女ともに素敵。

富裕おばあちゃんたちの座り込みのイメージの過激さ笑う。ネイキッドでぜひやってほしい。こんな老後なら楽しいだろうなと少し冷めた目で見てしまう。

平穏なNYの老夫婦に革命に血熱を注ぐ若者が投げかける波紋で周りまでどんどん変えられていくストーリー。
良くも悪くも私はマイリーの役みたいなポジションになりがちで。居候の男の子みたいな人に好かれがち。生きてきた中で出会わないタイプの人間は新鮮で面白いもんなんかもなぁと思うけど。周りにいないから好きと言われてもその新鮮さは数年でなくなるものだよと毎回思う。そしてずっとウディ夫婦みたいな平穏な生活に憧れ続けている。なれそうもない。結局自分が消えても彼らみたいに平穏を知ってる人はそこに戻っていくだけだし。自分がエンタメとして消費されてんなぁとたまに思う。いいけど。

私日本語を話すときと英語を話すときで声の高さが変わるんだけど、マイリーサイラスの喋り方が自分に近いせいか発音がクリアなせいかきなり聞き取りやすくて耳に心地よかった。
というかこのドラマに出てくるみんな聞き取りやすいしお喋りの英語なのでリスニングにちょうどよくて久しぶりにシャドーイングしながら観てた。もはや口が滑らかに動かなくてもどかしい。

燃えてた残りかすしか目にしてないけど信用回復というか、制作の場に戻るということは何らかの謝罪や証明がされたのだろうか。こないだ読んだ『薬屋のひとりごと』という漫画でたとえ親がどうで立場がどうであろうと先の帝が出てくるたびにいくら性癖がそうであってもやはり未成年に手を出すのは酷いことだと改めて心にくるところがあったので…ウディならではの軽快なおしゃべりを見ながら、それを楽しみながらも少し心がきつくなったりした。どうしても気持ち悪いけど二次元とかにとどめてほしい類の性癖。まぁ漫画は時代も時代で子供を作らなければならない立場なのでしょうがないといってしまえばそれまでなのだが。現代には通じない。
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