デパルマ

セックス・エデュケーション シーズン2のデパルマのレビュー・感想・評価

5.0
世界最高の学園群像劇だと思う。シーズン1では踏み込めなかった性病、前戯、フェティシズム、アセクシャル、パンセクシャル、バイセクシャル、新たな性自認、身体障害、モラハラ、マチズモ、同意なきペニス、避妊、セックスレス、薬物依存、宗教の問題まで描く。堅苦しくなく登場人物みんなを好きになるし、ここまで性に踏み悩んだドラマは日本はおろかNetflix以外では作れないと思う。「恋人とアナルの洗浄の仕方も話せないならやるべきではない」という台詞に感動し、神回第7話のジョーカーのあのシーンをフェミニズムに読み変えたシーンに涙した。私自身は特段性に明るくないので毎週目から鱗だし、本で学ぶ以上に当事者に近い視点で観られるのですごく意義を感じている。人種のバランスも世界一良い。
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