このレビューはネタバレを含みます
見てて過去一番難しかったドラマ。
キリスト教の全体的な教えだけじゃなくて、ローマ・カトリック教会の考え方+バチカンのシステムについて詳しく元から知ってないと理解できないくらい作り込まれたドラマだった。
最初は展開緩めだしかなり離脱しそうになったけど、
最後9話と10話が良作で、この2話の為に惰性で見てて良かったと心から思えた。
9話は最後のラブレターとカリフォルニアの(元)少女の対比が👍👍
ジュード・ロウは言うまでもなくビジュが完璧。
自分が美男子なの知りながら、上手い具合に周りを手玉に取って遊ばす策士で、レニーはジュード・ロウ以外キャスティングありえないレベル。
改心前の冷酷さも、改心後の温厚さもどちらも良い。
あとグティエレスがめっちゃいいキャラ。
最初は今までのルールを破って喫煙しまくるピウス13/レニー(ジュード)、
陰の権力者になれず画策するヴォイエッロ国務長官、
弟子の出世を素直に喜べないスペンサー枢機卿
ここ3人がバチバチにバトってて、枢機卿達のスピーチでレニーの思惑が明らかになった暁にはもう「このままだとローマ・カトリック教会は終わる」とまで思わされたけど、
エスターのハニートラップに引っかからないレニーを見て改心するヴォイエッロや、
スペンサーが死の淵で神の存在をレニーに訊ねたり、スペンサーの死を嘆けるようになったレニーを見て、
これはレニー主体のドラマだけど、教会運営をするメンバーの成長物語なんだと気付かされた。
1話が赤ちゃんのお尻フォーカスから最初7分くらい無言で始まるし、
シスター・メアリーが煙草吸ってバスケやるし、
レニーがキューブリックとダフト・パンク信者で
戴冠式でLMFAOのSexy and I Know It流れるとか
かなりツッコミどころ多い構成なのは見てて面白かった。敬虔そうな教会のイメージを一網打尽された感じ。
タイミングみてs2見たいけどスターチャンネル限定だ…()
