観たけどレビューしてなかった作品。
3ヶ月前に観ました。
こちらを観る前に観た作品が「PLAN75」。
気分悪くなったし引きずった作品だったので、全く違うのを観ようと思ってたのにアルツハイマー病(PLAN75はそれとは違います)を題材にした作品を選んでしまった。
評価も高いしフォロワーさんも良かったって言ってたし前々から観たかったから、大丈夫、きっと大丈夫、気分は悪くならないはず!と思って観た。
流石ですイ・ソンミン。
薄らいでいく記憶に苦しみながら、弁護士、夫、父である今を賢明に生きていこうとする姿には、どうにかうまくいってくれと願わずにはいられない。
手段を選ばず汚い手を使ってでも勝利しそれなりの対価を得る。
そんな男が若くしてアルツハイマー病になってしまう。
昔の記憶が彼の今であるその時に、家族や周りの人たちの驚き。
まさかという思いは本人も家族も同僚も皆同じ。
この病気の恐ろしさと悲しさと。
イ・ソンミンの演技素晴らしかったんですが、心残りがあり、もう一度やり直したい思いがあることをフォロワーさんに教えてもらいました。
観てる者へ心に残るような演技をする役者さんて、満足しないんですね。だから凄い。
こういう病気を題材にした作品は救いがないとね。
ラストも良かったです。
気分が沈むこともなくて。