『偽義経冥界歌』チームがVS嵐に来ていたのを観て、久しぶりに中山優馬。
最近何出てるんだろ?と気になってこの作品にたどり着きました。
昔、もっとキツイ顔の印象だったんだけど、綺麗なお顔ですなぁ。
1話から5話の中で大きく感情変化していく役で、ハードな撮影だっただろうけど、
すごく役に真摯にぶつかってて好印象。
愛犬とも離れ、自宅に水と台本だけの生活。12kgのダイエット。
その成果が画面に映っていてより辛い。
『悪魔が来たりて笛を吹く』然り、
クズ中のクズの役な村上淳。
いやぁ、こっちのクズも無茶苦茶上手い。
プライドが高く、そのプライドが傷つけられたことで、精神の一部が崩壊した男の中にある感情まで上手く演じてるから余計怖い。
ただ殴るだけじゃなくて、寂しいとか怖いとか絶望とかの表情がどこかに滲んでるから最低だけの印象で去らないんだよこいつは。
この絶望的な1話を観た後だからこそ泣ける2話3話。
自我が抑制され、暴力と隣り合わせだった少年が里親と出会い、笑えるようになっていく過程なんてずっと泣ける。
予め示される拘置所内の現在によって、彼が何かをしたことは明らかだからこそ、この一瞬の幸せに号泣必至。
そして、伊藤沙莉のかっこよさ。
助演女優賞!って思ったけど、最終回の山田杏奈も素晴らしい。
みんな役者が秀逸だ。
感情を揺さぶられる、重い重い作品で考えさせられることばかり。
本当にみなさんお疲れ様でした。