ねまる

ウォッチメンのねまるのレビュー・感想・評価

ウォッチメン(2019年製作のドラマ)
3.9
映画観てから観た方が良いと思います。
私にはさっぱり分かりませんでした。

前半特にしんどいです。
話がわけわかめ過ぎます。
街にイカが定期的に降ります。

ただね、後半の怒涛の伏線回収はたまらない。世界観に馴染めていない状態でも、自然と前のめりになる展開。
それはもう流石HBOドラマだし、エミー賞受賞も納得のcolorful。

特に、8話の「1軒のバーに入る神」が最高に良くて、ここまで観てきて良かったと真に思える回だった。
初めての感情に出会って、心震えた。

途中でドロップアウトしなかったのは、
単にジェレミー・アイアンズの存在なので、ジェレミー・アイアンズには何らかの賞賛を与えて欲しい。

終わった後で、映画版『ウォッチメン』を観て色々と納得。
設定を理解し、一方で別物だとも学ぶ。
映画版で、ロールシャッハを支持した人たちはこのドラマをどう観るんだろう?
原作、映画が好きな人からは、非の声もありそうだなと思った。
テンポと伏線に使うだけの違う話なら、ウォッチメンである必要は?となる気持ちも少しわかる気がする。

覆面をつけることが個人を守ることになるのか、
覆面をつけることで暴力を加速させるのか。
ねまる

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