tarupon

薔薇の名前のtaruponのレビュー・感想・評価

薔薇の名前(2019年製作のドラマ)
3.8
現在個人的に中世がマイブームなこともあり視聴。映画版も以前より気になっていたが、重そうな内容になかなか踏み出せないでいたがこれを機にまずはドラマから。(ちなみに原作は未読です)

特に後半3話くらいレミージョの葛藤、ベルナール・ギーの憎らしいまでのキャラが伝わってくるし、全体にウィリアム&アドソの探偵もの的に見れば十分に楽しめる。
ただ、いかんせん私自身の知識不足もあり、ドミニコ会、フランシスコ会、教皇庁の立ち位置、ドルチーノ、魔女等異端に対する意識等、もっと突っ込みたいけれど自分の中で突っ込み切れないもどかしさを感じる。
(そういう意味で、いろいろ知識が増えた上で見返すと、もっと点数がアップするのではと思う)

本筋とは全く違う疑問だけれど、作品は英語だったけれど、少女が使っている言語は何語?(要は、現地人の言葉的な扱いで、だからアドソと言葉が通じない)
本来は、英語でみせているものは当時はラテン語だったんだろうなとか思うが小骨のように気になりながら見ていた。

映画版も見なくては。
tarupon

tarupon