Miri

ディキンスン ~若き女性詩人の憂鬱~ シーズン3のMiriのレビュー・感想・評価

4.5
It ended so perfectly.

南北戦争に突入し、社会全体も暗いのだが何よりディキンスン家が崩壊寸前。
この戦争中エミリーは詩でなにができるかをひたすら考えているのが印象的。

実際の関わりはなかったかもしれないけど、史実に基づいた登場人物などたくさん出てきて、とても勉強になった。
未来へのタイムスリップでシルヴィア・プラスに出会うシーンはなんか面白かった。アウティングされちゃうし、エミリーの未来をポロポロ言っちゃうし笑

エミリー・オースティン・ヴィニーの3人の強い絆が見れたし、何よりトーマス・ウェントワース・ヒギンソンの彼のエミリーへの称賛の言葉はなんだか涙が出てきた。S2であんだけ”名声”や人に評価されることへの執着があったが、彼みたいに一人理解してくれる人がいたら十分だなと思えるし、それが正しい評価であれば何よりだと思う。生まれる時代を間違えたと言っていたが、やっと現代が彼女に追いついたし、この物語を今伝えることがすごい重要なんだなと感じた。
エミリー・ディキンソンの生き方にとても背中を押されるし、自分も自分らしく生きようと思わせてくれる作品だった。
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