一見自由度の高そうな題材に思えるが、少し踏み外すだけでリアリティラインが崩れるので難しいと思う。1話・6話くらい作家性が強いと「撮休感」が薄まるし、5話くらい飛躍しても冷めてしまうところはある。
バランスが良かったのでベストは8話「バッティングセンターで待ちわびるのは」。ピッチャー側からの視点を積み重ね、ここぞというタイミングでバッター側へ切り替わるカメラが気持ち良い。だけでなく、有村架純とゲストの関係性の逆転にも対応していて面白い。ひたすら待つ、というテーマものんびりしていて撮休感を強く得られる。
