メシアのドラマ情報・感想・評価・動画配信

「メシア」に投稿された感想・評価

ある時、どこからともなく正体不明で謎すぎる長髪の中東人が出現。

紛争やら災害やら色んな危機から人々を救って(救っているように見える)、その度にありがたい説教もしてくれて、みんなのアイドルとして世界は大騒ぎになるのだ。

救世主ってことでメシアさんって名付けられて、SNSでも大人気。
YouTube動画も次々とアップされて、世界に影響力のある人物ナンバーワンに躍り出るのだ。

奇跡の力で世界を救うと信じて疑わない人々は無邪気に崇拝する。
もちろんCIAなんかやイスラエル諜報局なんかは、世界を混沌に陥れる危険人物なのではと疑心の目を向けるわけです。

キリストの再来だ!いや、世界の終末だ!なんて好き放題に騒がれるメシアさんですが、この人自身は一貫してクール。
どの宗教にも属さないし、特定の宗教に基づいた主張もしない。

ただひたすら歩いて、話して、何が起こるのかは神のみぞ知るという姿勢。

メシアさんの行く先々で人々は一喜一憂する。

メシアさんが何者なのかよりも、メシアさんに周囲が勝手に振り回される姿が面白い。

誰もが死に怯え、不安で、何を信じていいのかわからないのだ。
宗教さえも空しく、自分は無力であり、人類が最も孤独で、不安定な時代。

現実の人生から逃避するにはメシアさんに酔いしれるのが楽な道。

そんなだらしなく、未熟で、迷える人類はマジで役立たず。
もうとっとと全滅してオッケーなんて思わせるほどメシアさんがひたすらクールw

売春婦が仕掛けるセックスの誘惑もメチャクチャにクールにかわし、逆に相手の心に入り込み、自分自身に向き合わせるのだ。

メシアさんが謎すぎるので、展開も予測できないし、全8話飽きずに観ました。
メシアさんの人間離れした不動の振る舞いがとにかく痛快。

後半、メシアさんへの疑惑も深まり、出自に関しても若干判明はしていくが、あの最終話なんかを観ちゃうと、やっぱメシアさん只者じゃないって思っちゃうw

メシアさんの一挙手一投足を追うだけでも楽しめます。
スゲー面白いですw

シーズン2はいつ観れるのかなぁー。
Ayakashd

Ayakashdの感想・評価

4.0
0
これはめちゃくちゃに面白い…!!これは…ある種の壮大な思考実験だな。ありとあらゆる見方が可能でまじ興奮する。ある意味で聖書の実写化なんじゃ…という見方もできるし…

預言者の、キリストのありようを、キリストの存在の原理を、現代を舞台に立ち上げて、現在進行でキリストを信仰している(はずの)人たちの心に揺さぶりをかけ、政教分離と言いつつも根強く支配の力学に影響を及ぼすキリスト教という"勢力""圧力団体"とその本来の姿であるところの信仰との間の矛盾を炙り出すドラマだ、と受け取った。

神もジーザスもいま現在いないから、いろいろ成り立ってるんだなとまじで思った。信じるも信じないも、利用するも、依存するも、すべて、神とジーザス(とあと聖霊?)の不可視性と不在によって成り立つ。

キリスト教のいろんな側面…とうに原型なんてとどめていない支配力学である側面、聖典があるにもかかわらず流派ごとに解釈違いすぎてもはやひとつの宗教とも言えないという分化の側面、保守派の家族観であるという側面、南部黒人のコミュニティの柱であった側面、サプライズ好きのアメリカ人の大覚醒によって神秘化した側面…などなど、理解してないと、このドラマのアナロジーの面白さにはピンとこないかも。

預言者、という存在のユニバーサル性の描き方も面白かった。地政学上込み入った関係にあるイスラエル、パレスチナ、アメリカの三国を取り上げながらも、同じ一神教を信じる啓典の民としてイスラム教コミュニティとキリスト教コミュニティを並べて見せ、ジーザスとマホメットは同じ神の預言者であったとするイスラムの教えをなぞるかのように、この預言者の存在をイスラム教コミュニティでもキリスト教コミュニティでも支持されるものとして描く…

人々の反応の描き方も面白かった。現代にジーザスが立ち現れたなら?信じる者、すがる者、否定する者、迫害する者…これは聖書で読んだぞ…みたいな人々の反応が、あまりにもリアルに、あまりにも説得力持って描かれるので、聖書を現代を舞台に映像化したものと言ったって過言ではないくらいでは。

ジーザスの言葉とはそもそもなんだったのか、を感じさせる意味でも秀逸。
Al masifの言葉と振る舞いが、ほんとにジーザスなんじゃ…?とまじで思わせるので、これがすごい。あのFBI捜査官のくだりまじでよかった…あとあの娼婦だか、愛人だかの子。「彼がリアルかどうかは関係ない。He is good.」なんか彼女はマグダラのマリア的存在?マグダラのマリアってどうやって現れたんだっけね。しかし、彼女のセリフに現れる彼女の信仰の有り様は、記憶にあるマグダラのマリアに近いように思えた。
飛行機でAl Masifが「罪とは、善行を選べた機会に失敗したこと、ただそれだけ」(意訳)とか言ってたけど、それだって、罪は赦される、というキリストの基本的考え方の体現だし、こうやって言われると激刺さりすんなーー!おい!!わたしキリストに出会ってたら信仰してたわ!おい!!などと思うなどね、それも仮説として面白いし。

神の奇跡を求める人間の歴史、その業の深さも描きこむ。
彼が為す奇蹟に触れられたい、自分の娘の病気を治してほしい、と縋るあの金髪の母親も良かった。それ、全然キリスト教の教え理解できてなくね、わたし信者じゃないけどそれでもわかるんだけど。そういうご利益的なことじゃないでしょ。と、思うものの、過去キリスト教の歴史で人々は繰り返し繰り返し、自分の不幸を解消する奇蹟を望み、望むあまり贖宥状とか買わされて…みたいな過ちを繰り返してきたわけでさ。彼女たぶん16世紀に生きてたら贖宥状爆買いしてるはず。いや、しかし、さもありなんだよな。実際、現代にジーザスが復活したらああいう追っかけ、出現するだろうし、贖宥状も販売されるだろう。ジーザスが触れた石とかもオンラインで販売されるよね。いやー、思考実験の仮説として秀逸すぎる。テッド・チャンの神の奇蹟に関する小説思い出した。

信仰の難しさもよく描かれてる。
まじで人間って…キリスト教の神の行動原理を信じられるほど強くないんだよ。みんな、自分の身に奇蹟を望んでしまうんだよ。自分の身に不幸が振りかかれば神を疑ってしまうんだよ。すべて神の御業、最後の審判で救われる、なんてさ、いつの話だよそれ?みたいなね。人間は俗物なんですよ。

迫害側、否定側のロジック。
彼がリアルなはずがない、テロリストだという前提で動くCIAやShin betは、アナロジーで言うなら、ローマの法務官とかそういうことだよね。現代人は彼らの見方に一番近いだろうけど、ねえ、それって君たち、もうすでに全然キリスト教信じてなくね?っていう。いや、信じてないんだろうけどさ。福音派の人たちでさえ、聖書の文字通りキリストがあの奇蹟を変えたって信じる流派の人たちでさえ、現代にキリストと同じことする人が出てきたら疑うんだろうし、なんか、もはや自己矛盾だよね。え、もうそれなら、堕胎もよくない?みたいなw

神に仕える者の矛盾。
テキサスの牧師、良かったなぁ。(あれ?訳語牧師であってんのかな)最初は、神のみぞ知る、って謙虚に思えてるのに次第に、自分は神に触れられた者だと信じたくなり、その信仰にすがりたくなってしまう様子がねーーー。そういうのでキリストに叱られた弟子いなかったっけ?読み直すか聖書。やっぱり無私に、見返りを求めずに神を愛するなんて、無理なんじゃないの、と意地悪なこと言いたくなるよねぇ。

あと!!あの大統領、モルモン教徒ってこと?モルモン教徒が大統領になるなんてことある!?と思って検索しまくったけど、秘密にしてる設定なのかな。いっやーーーモルモン教徒の大統領はまじで痺れる設定だよなーーー!てか、米国大統領ってさー、因果だよなぁー、あの悪名高いprayer’s breakfastだっけ?含めて、敬虔なプロテスタントであることを求められるわけだが(カトリックJFkだけだよね)、それがもう他国人からすると矛盾に満ちて見えるしね。そこへ密かに?なのかモルモン教徒の大統領って…これはアメリカの人にはどう映ったんだろう。聞いてみたい。

いやー。すごいよねー。

これ、神道なら?仏教なら?て仮定してみたくなるから面白い。

ブッダが現代に現れたらたぶん、賢い人として普通に有名になる?天照大神が現れたらwww神道でも、古事記を字義通り信じるって強制ってあるのかな。古事記はもはや寓話として広く受け止められてるとわたしは信じてるんだけど。やっぱその点、聖書はすげーよな。あれを本当だと日常的に信じてる人がいるんだから。

いずれにせよ、キリスト教ってもうほんとにとうの昔に原型をとどめていない、権力の論理で歪められまくってきたものだってこと、中世にこの宗教は支配の原理として確立し、宗教改革で多少原理化し、しかしその後北米大陸でわけのわからぬ神秘宗教化し…ってことをわかってないと、このドラマは面白くないと思う。

いっやー。面白い。賢い。物議。トンマナも俳優さんも含めて全部好きだった。
YK

YKの感想・評価

3.8
0
イスラム教、キリスト教に焦点置かれてて
キリスト教は特に奇跡重視やから
自分が傍観してる感じはあった。

面白かったけど
二つともゾロアスター(拝火)教の影響をすごく受けてるのに、ゾロアスター(拝火)教が登場しいひんのも、都合の良さを感じる。

「イスラム教もキリスト教も仲良くしようや!」
が狙いなんかな🤔

私はただただ「仏教はどこ行ったん」と思った。
宗教的な世界観狭すぎ
宗教ってイスラム教とキリスト教の二択ちゃうんですけど😑
ユダヤ教も出てきいひんのかな?
django

djangoの感想・評価

4.0
0
現代にキリストの再来のような男が現れる話。
その男が、ぺてん師なのか、本物なのか。
と、見せかけて、本物なのか、ぺてん師なのか。
嘘なの?本当なの?
奇跡なの?トリックなの?
そんなこんなで翻弄される世界やアメリカ政府、また、CIAの主人公を含む複数の登場人物を描いた群像劇なのだ。

爆発的な面白さや、派手な展開、スピーディーさには欠けるが、メシアのカリスマ性や、不気味さ、周囲の登場人物の丁寧な心理描写や、リアルな国際情勢が旨味。

今後の展開次第では大きく化ける可能性もあるし、そこそこで止まる可能性もある。
恐らくは、続編が作られるだろう。

ミシェル・モナハンが有能そうだが、幸薄いCIA捜査官を好演。

現実世界にもし、○○がいたら?
あったら?
という点では、『シン・ゴジラ』や『デスノート』に近いものを感じた。
YKHA

YKHAの感想・評価

3.7
0

このレビューはネタバレを含みます

なんとも言い難い。宗教テーマやれるのは凄いよね。スケール大きいのと、なんとなく新約聖書的な要素が起きるからてっきり十時間とかまでいくのかと思ったが。シーズン2とかあるのか!?これは。音楽は面白い。
最初は興味がなかったけど評判がよかったので見始めた。
軽い気持ちで見始めたらじわじわと続きが気になって最後まで見たという感じ。
こうゆうのって今の時代だからこそ色々怖いなぁと思った。
Mayo

Mayoの感想・評価

3.8
0
見始めたときは期待していなかったのが、だんだんと目が離せなくなってしまった。

突然現れたキリストの生まれ変わりのような男、アル・マスィーフ。彼は本物の救世主なのか、テロリストなのか。
主人公CIA捜査官エヴァの目線で描かれるドラマは、雰囲気がやや「ホームランド」っぽい。

上空から映したような引きの画がすごく多くて、一体この規模のキャンプや群衆をどうやって撮影しているんだと感心させられた。

パレスチナ情勢をちゃんと勉強してから観るときっともっと面白い。
最後に大きな奇跡を起こした男の正体が気になる!シーズン2にも期待。
ハル

ハルの感想・評価

3.3
0
全くBGMも効果音もなかったような…。だからこそ淡々と記録映像のようなリアリティがあるのかもだけど。予告編の映像があんまり良かったので見てみた。まだまだ始まりって感じ。
そら

そらの感想・評価

3.7
0
今の時代にキリストか預言者がいたらこんなふうに言われているのだろうと思うとおもしろい。
宗教が絡めばISや過激派のような扱いを大国がするかもしれないし、
奇跡を呼ばれる現象もペテンだと言われるかもしれない。
言葉の持つ力もSNS全盛の時代に意味も変わってくるかもしれないよね!
Leoooona20

Leoooona20の感想・評価

3.5
0
テーマとしてはおもしろいけどまぁって感じ。シーズン2でたら一応みよっかな。
なんかすごい表面的な信仰って感じがする。けど1番現実に近いんかも。パヤムが言ってることはまぁなんか分かるけど、他の人たちがアホすぎて話ならん。宗教ってそんなもんなんかもって思う。宗教扱うならもっと深くして欲しかったなぁ〜。「沈黙」くらい深くないと扱ったらあかんわぁ。
ミシェルモナハンこんな口歪んでたっけ?
なんかめっちゃ気になったし、よーわからんけど腹立ったわぁ。とりあえずお前一回黙れよってなった。
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